風邪のひき始めにできること

こんにちは
錦糸町はり灸院、鍼灸師の髙下葉月です。

11月に入り、気温も下がると同時に空気も乾燥してきましたね。
この時期は、職場や学校、家庭、様々なところで『風邪』が流行り始めます。

特に秋は夏の疲れや急激な温度変化の影響で免疫力が落ち、風邪を引きやすく、
そして長引きやすい傾向にあります。

風邪の原因のほとんどはウイルス感染で、
空気が乾燥しているとウイルスの飛散量が増加しやすくなります。

飛散しているウイルスを体内に侵入させない対策としては、
こまめな手洗い・うがい、マスクの着用が基本です。
その他、ウイルスに感染しない為の身体作りとして
しっかりとした睡眠をとる、身体を冷やさない、栄養をとることがおすすめです。

そして、鍼灸治療も風邪の対象となります
引きはじめの風邪には特に有効です。

東洋医学においては風邪(ふうじゃ)により身体の熱が奪われ、
粘膜などが乾燥すると考えられています。

いわゆる、これが免疫力が弱ってしまっている状態です。

その状態になると様々な邪気に侵されやすく、風邪や病気になりやすくなるのです。
外から入った邪が身体の深くまで入ってしまうと、長引く原因となるので風邪の引き始め、
症状が浅い内に治療することをおすすめします。

症状によってどの邪が強いのかを鑑別し、ツボをとり治療をしていきます。

今回は予防にも使えるツボをご紹介いたします。

『風門』というツボです。
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出典:https://tunenohikampo.com/2017/12/02/tubodekazeyobou/

風門の位置:
頭を前に倒したときに出る首のうしろの一番大きく出っ張る骨を探す。
その骨から下へ2つめの突起した骨を探し、そこを中心に左右外側へ指幅2本分離れたところ

風門はカイロやホットタオルで温めることがおすすめです。
風邪のときにも使われますが、予防にも効果があるのでぜひお試しくださいね。

錦糸町はり灸院
鍼灸師 髙下葉月