不妊症の主な原因(女性編)東京-錦糸町-鍼灸

こんにちは、錦糸町はり灸院です

■女性の不妊症の原因
女性の不妊症の原因には、排卵因子、卵管因子、子宮因子などがあります。。

1、排卵因子
通常であれば女性は月に1回排卵があります。この排卵された卵子と精子が受精することで受精卵となります
特に月経周期が不定期な方や、基礎体温が二相にならない方はなんらかの原因でこの排卵が上手くおこなえていないために妊娠に繋がりにくくなっている可能性があります

【原因】
・高プロラクチン血症・・・プロラクチンとは母乳を作るホルモンのことで、このホルモンが活発な間卵巣機能が抑制されます。そのため授乳期間でないにもかかわらずプロラクチンの値が高い場合は、妊娠に繋がりにくくなりこのような状態となります。
・多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)・・・卵胞の成長と排卵に乱れがみられる症状です。脳内の下垂体から分泌されるLHが過剰に分泌され、FSHより優位になってしまったり、男性ホルモンの値が高いなどの所見が見られます。
・精神的ストレス、無理なダイエットによる無排卵
・早発卵巣不全

【対策】
・排卵誘発剤の使用
・減量
・食事療法、糖質制限
・ホルモンバランスを整える

2、卵管因子
卵管は排卵した卵を取り込み、受精した卵を育てながら子宮まで運ぶ役割を持っています。
しかし卵管の閉塞・狭窄、卵管周囲の癒着が起こることで妊娠に繋がりにくくなっている可能性があります

【原因】
・子宮内膜症、チョコレート嚢胞・・・子宮内膜またはそれに似た組織が子宮の内側以外の場所で発生し発育する疾患のこと。女性ホルモンの影響で月経周期に合わせて増殖し、月経時の血液が排出されずにいたり、周囲の組織と癒着をおこして痛みが出る場合があります。
・性器クラミジア感染症
・卵管水腫・・・卵管液の貯留によって卵管が拡張した状態のこと。

【対策】
・低容量ピル
・手術
・卵管鏡下卵管形成術

3、子宮因子
子宮は受精卵の着床場所です。なんらかの原因で子宮の形に問題があることで受精卵の着床や発育が妨げら妊娠に繋がりにくくなっている可能性があります。

原因
・子宮筋腫
・子宮内膜ポリープ
・子宮線筋症
・子宮奇形
などの影響で着床障害が起こるとされています

4、その他
・頸管因子
排卵期にでる頸管粘液の分泌が少ない場合、精子が子宮内へ通り抜けしにくくなり、妊娠に繋がりにくくなる可能性があります
・免疫因子
何らかの免疫異常で精子の抗体が分泌され、精子の通過を妨げたり、攻撃して動きを止めてしまうことで、受精しづらくなり妊娠に繋がりにくくなる可能性があります。

次回は男性側の主な原因をお話いたします。
最後までお読みいただきありがとうございました。