自律神経の症状 症例1 季節の変わり目に起こるめまい、動悸やダルさの改善実績ー錦糸町ー鍼灸

【自律神経の症状 症例1】

・患者像
Sさん 30代 女性

・来院
2015.9

・症状と来院理由
主訴:めまい、動悸、健忘、焦燥感
1~2ヶ月前からだんだん物忘れが増えてきた
もともと毎年秋口にはめまいになったり、焦燥感が出てきて
得体のしらない不安感に襲われをダルさややる気不足に陥り体調を崩す。
今年は特にひどい
仕事と育児の両立で心身ともにつかれている
めまいもあり、頭が重くて全く動かない。
自分を責めてしまうのがとても辛く、思考が停止する
なんとかならないかと会社の人に相談したところ
鍼が良いと評判を聞きネットで検索して当院へたどり着く。

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・治療経過と内容
・治療方針
足を温め、頭部を冷やす
足はキンキンに冷えており、頭部は目がいつも乾くほど
ほてっていた。なのでまずは足を温めることを意識した。また考える時間が
普段なく、落ち着いて頭の中を整理することをお勧めした。
その後「考える時間が取れたのか頭がすっきりした」と仰る。
実際に緊張も少しほどけたような表情。その際には自覚的には40%改善している。
施術を経過を観察していくにあたり、季節の変わり目には症状が再発し、
自分の自身もなくなる気がするとのこと。継続施術を行い、今では季節の変わり目にも
身体が動じない程度に改善した。今では一か月に一回メンテナンスで通っている

・同時に治療した症状
多種の自律神経失調症状

・使用した主なツボ
中都、挟脊、内合陽、自律心体療法

・考察
今回の病態を東洋医学的には【上実下虚】という。
典型的な上実下虚だったため、熱を足に降ろす施術をすることで
改善が見られた。また頭部に熱が上がる原因としては不安や恐れに
心が支配されており、まさしく冷静になって状況把握ができていないことが
考えられる。特に時間を設け、人に話すことで客観的に自分のことが
冷静に分析できるようになるため、その点をお勧めできたのもよかった点である。