インフォームドコンセントとセカンドオピニオン

インフォームドコンセントについて

インフォームドコンセントとは、

患者さん、そのご家族が病状や治療について十分に理解し、また、医療職も患者さん、そのご家族の意向や様々な状況や説明内容をどのように受け止めたか、どのような医療を選択するか、患者さん・家族、鍼灸師、関係者が互いに情報共有し、皆で合意するプロセスのことです。

インフォームドコンセントは、ただ単にお身体についての内容や治療方針の説明をすることではありません。
日常の場面においても、患者さんと鍼灸師は十分に話し合って、どのようなケアを行うか決定する必要があります。
鍼灸治療を提供するにあたり、「何故?何のために?何をするのか?」の説明義務を果たします。

医療法第1条の4第2項にてインフォームドコンセントを行うことを義務づけられています

「医師、歯科医師、薬剤師、看護師その他の医療の担い手は、医療を提供するに当たり、適切な説明を行い、医療を受ける者の理解を得るよう努めなければならない」

錦糸町はり灸院の治療方針

当院では、一番最初に院長もしくは副院長から導入として状況把握を行っております。
・不妊クリニックでの診療に合わせてどんなサポートが出来るのか?
・どの治療が何に効果的で、どういう意図で行っていくのか?
中長期治療計画を立てて診療を行っていきます。
患者さんの何故?何のために?何をするのか?という疑問や不安に対して十分な説明を行った上で治療をして参ります。

同じ目的に向かって、同じ方向性を向き、同じ認識を持ちながら治療をスタートさせることで心理的・肉体的な安心安全を守りながら患者さんの目的目標を叶える為に治療していきます。

セカンドオピニオン

セカンドオピニオンとは

患者さんが納得のいく治療法を選択することができるように、治療の進行状況、次の段階の治療選択などについて、現在診療を受けている担当鍼灸師とは別に、違う鍼灸師に「第2の意見」を求めることです。

セカンドオピニオンは、担当鍼灸師を替えたり、転院したり、治療を受けたりすることだと思っている方もいらっしゃいますが、そうではありません。まず、他の治療家に意見を聞くことがセカンドオピニオンです。

担当医から説明された診断や治療方針について、納得のいかないこともあるかもしれません。「別の治療法はないのか」と思う場合もあるかもしれません。

セカンドオピニオンを受けることで、担当医の意見を別の角度からも検討することができ、もし同じ診断や治療方針が説明された場合でも、病気に対する理解が深まることもあります。また、別の治療法が提案された場合には選択の幅が広がることで、より納得して治療に臨むことができます。

まずはじめの意見(ファーストオピニオン)を大切に

複数の医師の意見を聞き、どれを選んでよいかわからなくなってしまうことのないように、最初に求めた鍼灸師の意見(ファーストオピニオン)を十分に理解しておくことが大切です。

ファーストオピニオンで、「自分の病状、進行度、なぜその治療法を勧めるのか」などについて理解しないまま、セカンドオピニオンを受けても、むしろ混乱してしまいます。

セカンドオピニオンを受けるためには、現在の鍼灸師にセカンドオピニオンを受けたいと考えていることを伝えてください。
セカンドオピニオンは、また違った治療家から患者さんの状態を客観的に評価し、適切な助言を伝えるために非常に重要な情報です。

全ては患者さんの安心・安全のために情報提供をしていきます。
何なりとお申し付けください。

 

錦糸町はり灸院の担当・副担当制

当院では担当と副担当の2名の鍼灸師の目で患者さんのお身体を診させて頂いています。

2名の鍼灸師がお身体の情報を振り返り、認識を一致させて治療させて頂きます。3診目や10診目などで時折、院長がヒアリングに入らせて頂き、方向性の違いや納得感のあるサービスが提供できているか確認をさせて頂いています。

ご意見やご希望がありましたらお申し付けください。

錦糸町はり灸院

成澤佳希