痛い五十肩とは
こんばんは副院長の高野信治です。
今日は五十肩についてお話しします。
四十肩・五十肩といわれるものは正しくは 肩関節周囲炎 と言います。
肩の関節の周りにはたくさんの筋肉が所狭しと密集しています。
これは肩の関節がさまざまな方向に動くために必要だからです。
この複雑さが厄介な五十肩の遠因となります。
五十肩になると洗髪時や背中に手を伸ばした時に肩関節に痛みを感じる方や、
肘を外側に回す動作時に肩関節に痛みを感じる方などがいます。
ひどくなると夜、痛みで目が覚めてしまう方もいます。
五十肩は放っておくと治るまでに結構時間が掛かるので、ご注意ください。
これは生活する上でどうしても肩の関節を使うからです。
本当は初期の段階で三角巾で吊ってしまって動かさないのが一番です。
ある程度時間が経過して痛みが落ち着いてきたら、運動もしていかなければなりません。
それは将来にわたって肩の関節が上がらなくなってしまうからです。
痛いので動かしたくないお気持ちも十二分に理解出来るのですが、
正しい運動方法で行えばそんなに痛みは感じません。
初めはアイロン体操がオススメです。
痛い方の腕でアイロンを持ち、腕を前後左右に振り子状に動かしたり円を描くように動かします。
この時の動かし方ですが、肩の関節に力が入らないように行います。
少しづつ改善してきますので根気よく治療は続けて下さい。
以上、最後までお読み頂きありがとうございました。