ゆっくりと呼吸するメリット

おはようございます。副院長の高野です。
本日は正しい呼吸をした時のメリットをお伝えします。
呼吸の基本は「ゆっくりと呼吸する」ことです。
頭の中で3秒数えながら、ゆっくりと口から息を吐き出します。息を吐き出せたら、同じように3秒数えながら、鼻から息を吸い込みます。これを5~10分程行います。
息を吐くときにおなかが凹み、息を吸う時におなかが膨らむように意識してみて下さい。これが「腹式呼吸」です。
ひとの身体は細胞の集合体です。細胞は酸素を使って活動するためのエネルギーを作り出しています。
ですので呼吸を意識することは活動を助けることになります。一番良いのは意識しないでも酸素をたくさん取り入れられる状態になっていること。
これは姿勢がとても影響してきます。姿勢よく呼吸してみましょう。

呼吸に関しては正しい呼吸をすることで以下のような効果があります。

①血圧を整えられます。
呼吸をゆっくりすることで「圧反射感受性」(急激な血圧上昇に対して反射的に副交感神経活動を高め、交感神経活動を減少させる能力)が高まります。

②感情を落ち着かせられます。
呼吸数を数えることで感情に関連する領域の脳波に影響を与えられます。2分間の呼吸回数を数えてもらうと、感情、記憶、意識に関連する脳域の活動が、より整ってきます。

③記憶に影響を与えられます。
息を吸うことは、記憶を司る海馬の活動を活性化させます。呼吸に集中した15分程の瞑想で萎縮した海馬が大きくなります。

ぜひ、ゆっくりと呼吸をする時間を作ってください。
最後までお読みいただきありがとうございました。