便秘 症例1 便秘の解消と不妊治療―東京―錦糸町

便秘 症例1  便秘の解消と不妊治療‐東京‐錦糸町
患者

女性 20代

来院

H28 7月

症状と来院理由

主訴:不妊治療と便秘
来院目的としては便秘改善。後に不妊に対しての体質改善。
不妊治療は1年ほどしているがなかなか授からず、便秘があることが影響しているのではないかということで来院。

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治療内容と経過

<治療方針>鍼・灸で血行不良の改善

<治療経過>
初診時では漢方と併用、1~2週に1回のペース3診目では下痢気味になり漢方を中断し、鍼灸のみで治療継続。
約2か月後の6診目で便秘解消。現在7診目、8診目と便秘はなくなり、本来の目的である不妊治療を中心に治療継続である。

同時に治療した症状

肩こり、足の冷え

使用した主なツボ

三陰交・大巨

考察

本症例の方は、旦那さんのために子供が欲しくてもなかなか授からないことに、どうしたらよいのかわからないという印象があった。
子供は欲しくなかったが、今の旦那さんとの間であれば欲しいと思い、それでも授からず自分の今までの過ごし方にどこか後悔している様子。
子供がいれば仕事もやめることができるという風にも話されており、失望しているようにも見られた。
私はそんな彼女を見て、どんな理由だとしてももっと生き生きと日々過ごしてほしいと思った。なぜならば垣間見える笑顔がとてもキレイでもっと輝けると感じたからである。

もともと学生時代での過度なダイエットなどで体内の環境が乱れて腹部に瘀血が診られたと推測する。
また視診・聞診で顔面蒼白、呼気の弱さ、などがあり気血不足が考えられたので、共に腎精を補えるよう大巨穴を選択し、毎回鍼またはお灸で刺激をした。
漢方の影響もあったと考えられるが、腹部刺鍼と血流改善が診られたことから改善したと推測する。

今後はこの土台の基、不妊治療に専念し治療を継続している。