腱鞘炎について

こんばんは、副院長の高野です。
本日は腱鞘炎についてお話し致します。
腱鞘炎についてはご存知の方も多いと思います。
特長として女性の方に多いのですが
これは女性ホルモンの影響をうけて発症しやすいからです。
例えば、産後の授乳によって分泌される
プロゲステロンというホルモンは
子宮や骨盤を収縮させ、妊娠前の状態に
身体を戻そうとする働きがあります。
ところがこのホルモンによって手首の腱を始め
とする身体の様々な腱が同時に収縮を起こし
やすくなります。
このような状態で抱っこや家事などの機会の増加によって
腱鞘に炎症を引き起こしやすくなります。
また、更年期を迎えるような年齢の女性では
今度は緩めるホルモン、エストロゲンの分泌
が抑制されてきます。
これにより身体中の腱が硬くなることで腱鞘炎に
なりやすくなるのです。
炎症時にはなるべく反対側の手首も使うなどして同じ手首ばかりに
負担がかからないようにしてください。
最後までお読み頂きありがとうございました。