側弯症について

こんばんは副院長の高野信治です。
本日は側弯症についてです。

側彎症は脊椎が筋肉の作用とは関係なく側方に湾曲してしまう症状です。
検査上の分類として3分類に分けられます。
・軽度(30度未満)
・中度(30度以上50度未満)
・高度(50度以上)
側彎症は成長期の管理が大切です。
放っておいても改善することはありません。
脊椎は正常な状態であればまっすぐに伸びてますが
この病気の場合には側方(横方向)に弯曲していたり脊椎がねじれています。

痛みを伴うことは稀なため初期における発見は難しく、ある程度湾曲してから気がつく場合が多いです。
外見上の問題が主となりますが、高度の弯曲になると腰背部痛に加え胸の圧迫と変形による
呼吸器障害・循環器障害など内臓にも影響を及ぼしたりします。
女性の方が羅患者が圧倒的に多く、皮下脂肪型肥満の女児でなりやすいと言われています。

原因の分からない「特発性側弯症」が大部分を占めています。
発症時期により3分類に分けられます。
・幼児期 側弯症
・学童期 側弯症
・思春期 側弯症
に細分され、脊椎側弯症の多くが思春期脊椎側弯症であることから
小学校4年生から中学校3年生までの間が特に注意が必要とされています。

最後までお読み頂きありがとうございました。