スポーツをする多くの女性が悩む3つの症状と機序ー錦糸町ー鍼灸

こんにちは。
錦糸町はり灸院です。

ここを見られている方の中でも
激しくスポーツをされていた方は
多いのではないでしょうか?

今回は女性とスポーツについて載せていきます。

女性が激しいスポーツを継続して行う場合、
健康管理上の問題が3つあります。

その3つとは、
・利用可能エネルギー不足、
・運動性無月経、
・骨粗鬆症(こつそしょうしょう)
です。

1つずつ説明していきます。

まず、
利用可能エネルギー不足とは、
運動によるエネルギー消費量よりも
食事によるエネルギー摂取量が不足した状態をいいます。

食事をしっかり摂っていても、
運動による消費量の方が多くなれば
エネルギー不足となります。

この状態が続くと
視床下部(卵巣を刺激する黄体形成ホルモンなどが低下)に
影響を及ぼします。

運動性無月経とは、
月経が3ヶ月以上停止した状態である続発性無月経のうち、
運動が要因であると考えられるもののことをいいます。

原因としては、
エネルギー不足、精神的・身体的ストレス、
体重・体脂肪の減少などがあります。

特に体重制限のある種目やマラソン、
トライアスロンのような持久系の種目をされている方に多くみられます。

骨粗鬆症は聞いたことある方も
大勢いらっしゃるかと思いますが、
骨量が減少し、骨が脆弱になり
骨折しやすくなった状態のことをいいます。

体内では、古くなった骨は壊され
新しい骨が作られるという
代謝が起きています。

卵巣から分泌されるエストロゲンは
骨代謝にも関係しており、骨が壊されるのをゆるやかにして
骨からカルシウムが溶け出すのを抑制する
働きがあります。

つまり、エストロゲンが低下すると
古い骨が壊されるスピードが早くなるため、
骨量が低下することに繋がります。

それにより、無月経が続くと
エストロゲンの量が少なるなるため
骨量が低下します。

骨量が低下すると
運動を繰り返す力で疲労が溜まり
疲労骨折が生じる危険性が高くなります。

摂取エネルギーが不足するほど
激しく運動を続けることはなかなかないかと思いますが、
もし、心当たりがあったときには
注意しておいて下さいね。

本日も最後までお読み頂き
ありがとうございます。