夏の疲労回復にはツボが効く!夏の疲労回復のツボをご紹介します!
今年の梅雨明けは早かったですね!!
まだ6月なのに猛暑日が続いてヒーヒーです^^;
そんな時期にピッタリな夏バテ予防のツボをご紹介します♪
東洋医学では夏バテは3つのタイプがあると言われています。
タイプ1【気虚】
気虚というのは、体力の元になるエネルギーが低下していることをいいます。
そのうえ、暑さで気が大きく消耗され、体力の低下や食欲不振などをもたらします。
食欲低下による栄養不足でさらに気が不足してしまうという悪循環になります。
主に元気がない、顔色が悪い、食欲減退、だるいなどの症状があり、
夏風邪を引きやすいのもこのタイプです。
タイプ2【陰虚】
陰虚というのは、体の陰のエネルギーが足りなくなっていることをいいます。
夏の暑さで大量の汗をかいて、体内の水分である津液を失い、脱水症状に近い状態がこのタイプです。
また、睡眠不足でストレスが解消できない状態。
主な症状は、口喉が渇く、手足がほてる、のぼせなどで、イライラ、不眠症、頭痛などが起こります。
タイプ3【陽虚】
陽虚というのは、体の陽のエネルギーが足りなくなっていることをいいます。
冷房が効きすぎて、新陳代謝が悪くなってしまう状態です。
主に冷え性、むくみ、腹痛などの症状がでます。
また、冷たい飲み物や食べ物を摂り過ぎて、胃腸の消化や水分の代謝が悪くなることが大きな原因です。
余った体内の水分が「湿邪」となり、「湿邪」は消化系器官を侵しやすいので消化不良、下痢などの症状が起こります。
それでは症状別に夏バテに効果的なツボをご紹介します♪
◆夏バテによるだるさ
【湧泉(ゆうせん)】
押すと元気が湧いてくるというツボです。夏バテにより疲れていて、全身がだるく、元気がでないときに効くツボです。
場所:足の裏の土踏まずからやや指寄りで、指を曲げた時にできるくぼみの中にあります。
手技:押しかたのコツは親指やペンをツボに当て、痛くなるまで押しつづけます。
◆夏バテによる冷え性
【三陰交(さんいんこう)】
特に冷房による冷え症に効く重要なツボです。むくみや生理不順など女性が抱える万病に効くツボです。
場所:内くるぶしの頂点から親指を除く指4本上の高さで、骨の後方の押すと痛いところです。
手技:押しかたのコツは親指をツボに当て(両手の親指を重ねると強く押せます)
深いところまでギューッと押し込んでいき、5秒ほど押して緩めます。
◆夏バテによる食欲不振や体力低下
【足三里(あしさんり)】
足三里(あしさんり)というツボは、夏バテで疲れきった体には効果抜群です。
足三里は三千里(12km)歩いても疲れないという意味のツボで体の免疫力や体の中の活動エネルギーを出させるツボです。
消化と排泄をコントロールして、体をスッキリ元気にしてくれます。まさに夏バテ対策にはピッタリのツボといえます。
場所:ひざの下三寸(幅は指4本分)の向こうずねのすぐ外側にあります。
左図を参考にひざに指を4本そろえて置いてみてください。小指の下、脛骨のすぐ後ろにあります。
手技:椅子に座って、両足の足三里を親指で少し強めに力を入れてゆっくり押し揉みます。
2~3分刺激していると、疲れがとれて段々体が軽くなっていくことが実感できるはずです。
毎日、就寝前に刺激すれば、体の調子がよくなり、元気になります。
◆夏バテによる下痢や腹痛
【関元(かんげん)】
関元(かんげん)というツボは、元気の源という意味あいで、このように名付けられました。
このツボに定期的にお灸をすえると体力増進、疲労回復につながります。特に夏バテによる下痢のとき、このツボを使うといいです。
場所 :関元(かんげん)は身体の中心線にあり、おへそから指4本分ほど真下のところです。
刺激法:冷えると下痢をする人には特にお灸が効果的です。
ツボを刺激して暑い夏を乗り切りましょうね♪