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移植後、症状なしでも陽性になる?判定日までの不安を解消

公開日:2026.01.18 更新日:2026.01.18

移植後、症状なしでも陽性になる?判定日までの不安を解消を解説します。

胚移植を終えてから妊娠判定日まで、体調のわずかな変化にも敏感になる時期です。
特に、胸の張りや下腹部痛といった妊娠超初期症状が全くないと、「今回は陰性だったのかもしれない」と不安に駆られる方は少なくありません。

しかし、移植後の症状の有無と妊娠の成否は必ずしも関連するものではありません。
この期間の過度な心配はストレスにつながる可能性もあります。
ここでは、移植後の症状と妊娠の可能性について解説し、判定日までを穏やかに過ごすためのヒントを提供します。

【結論】胚移植後に症状がなくても陽性判定の可能性は十分にあります

結論から言うと、胚移植後に特別な症状がなくても陽性判定を受ける可能性は十分にあります。
むしろ、自覚症状がないまま妊娠が成立しているケースは決して珍しくありません。

妊娠超初期症状の現れ方には大きな個人差があるうえ、ホルモン補充周期の治療では薬の影響で症状を感じにくいこともあります。
症状がないからといって、陰性だと自己判断する必要は全くありません。
判定日まで希望を持って穏やかに過ごすことが重要です。

妊娠超初期症状は個人差が大きく、自覚症状がないまま陽性になる人も多い

妊娠超初期症状とされる胸の張り、眠気、下腹部痛などの感じ方には、非常に大きな個人差があります。
これらの症状を強く感じる人もいれば、判定日を過ぎても全く自覚症状がない人もいます。
体質やその時々の体調によっても変化するため、症状の有無が妊娠の成否を直接示すものではありません。

インターネット上の体験談などで様々な症状について見聞きすると不安になるかもしれませんが、症状がないから陰性ということにはなりませんので、他人のケースと比較して一喜一憂しないことが大切です。

ホルモン補充周期は薬の影響で症状が出にくいケースも

ホルモン補充周期で胚移植を行った場合、黄体ホルモン剤などの薬によって体内のホルモン環境が維持されます。
そのため、妊娠した際に起こる急激なホルモンバランスの変化が比較的小さく、身体的な症状として現れにくいことがあります。

また、使用している薬剤の副作用として、胸の張りやだるさ、吐き気などが現れることもあります。
これらの症状は妊娠超初期症状とよく似ているため、症状があったとしてもそれが妊娠によるものなのか、薬によるものなのかを区別することは非常に困難です。
そのため、症状の有無に過度に気を取られる必要はありません。

多くの症状は着床後すぐではなく、妊娠4週目以降に現れやすい

胚移植後の判定日までの期間は医学的には妊娠3週目に相当します。
この時期は着床が成立したとしても妊娠ホルモンであるhCGの分泌量はまだごくわずかです。
一般的に、つわりのようなはっきりとした妊娠症状が現れ始めるのはhCGの分泌量が十分に増えてくる妊娠4週目以降、多くの場合は妊娠5~6週目頃からです。

したがって判定日前の時点で特に症状がないのは医学的に見てもごく自然な状態といえます。
焦らずに体の変化を見守る姿勢が求められます。

移植後に多くの人が気にする「妊娠超初期症状」とは?

胚移植後、多くの方が妊娠の兆候として気にするのが「妊娠超初期症状」です。
これらは妊娠が成立したごく初期に現れることがある身体の変化を指しますが、医学的に明確な定義があるわけではありません。

また、これらの症状は生理前の症状(PMS)や、治療で使っている薬の副作用と非常によく似ているため、症状だけで妊娠を判断することは困難です。
代表的な症状をいくつか紹介しますが、あくまで参考情報として捉え、過度に期待したり落ち込んだりしないようにしましょう。

胸の張りや乳首の痛み

妊娠すると、女性ホルモンであるプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が活発になります。
このホルモンには乳腺を発達させる働きがあるため、胸が張ったり、乳首が敏感になって痛みを感じたりすることがあります。
この症状は生理前に起こる胸の張りと非常によく似ているため、多くの人が経験する変化の一つです。

ただし、ホルモン補充周期の場合は、使用している黄体ホルモン剤の影響で同様の症状が出ることがあり、妊娠のサインと断定することはできません。

下腹部痛や足の付け根のチクチク感

受精卵が子宮内膜に着床する際や、妊娠の成立によって子宮が大きくなろうと変化を始める際に、下腹部に生理痛のような痛みや、足の付け根がチクチクと引っ張られるような違和感を覚えることがあります。

これらは着床に伴う症状として語られることがありますが、医学的な根拠が明確なわけではありません。

また、生理前の兆候や、ホルモン剤の影響、あるいは単なる胃腸の不調である可能性も考えられ、この症状の有無で着床の成否を判断することは避けるべきです。

普段とは違う眠気や体のだるさ

妊娠すると、プロゲステロンの作用によって基礎体温が高い状態が続きます。
この影響で、体が熱っぽくだるく感じられたり、日中に強い眠気に襲われたりすることがあります。
まるで風邪のひきはじめのような感覚を覚える人もいます。

しかし、これもまた生理前の高温期にみられる症状と区別がつきにくいものです。
加えて、判定日までの期間は精神的な緊張や不安から心身の疲労がたまりやすく、その結果としてだるさや眠気を感じることも十分に考えられます。

少量の出血(着床出血)

胚が子宮内膜にもぐり込む際に、子宮内膜の毛細血管がわずかに傷つくことで、少量の出血が起こることがあります。
これは「着床出血」と呼ばれ、胚盤胞移植後1~3日程度、分割胚移植後4~5日程度の時期に見られることがあります。

ただし、着床出血を経験する人は少数派であり、ほとんどの人は着床時に出血を伴いません。
また、移植時のカテーテルによる刺激や、ホルモンバランスの変化による不正出血との見分けもつきにくいため、出血の有無だけで一喜一憂しないことが重要です。

不安な判定日までの期間を穏やかに過ごすための3つのコツ

移植後から判定日までの約2週間は、期待と不安が入り混じる、精神的に最も落ち着かない時期かもしれません。
体調の些細な変化に敏感になり、ついインターネットで情報を検索してしまう人も多いでしょう。

しかし、この時期のストレスは心身にとって良い影響を与えません。
ここでは、少しでも心穏やかに過ごすための3つの具体的なコツを紹介します。
自分に合った方法を見つけて、リラックスして判定日を迎える準備をしましょう。

インターネットで情報を検索しすぎない

不安な気持ちから「移植後症状なし陽性」といったキーワードで検索を繰り返してしまうことは、精神衛生上あまり良いことではありません。
インターネット上には様々な体験談や情報が溢れていますが、それらはあくまで他人の事例であり、自分の状況に当てはまるとは限りません。
肯定的な情報を見ては期待し、否定的な情報を見ては落ち込むという繰り返しは、かえってストレスを増大させます。

判定日までの期間は、意識的にスマートフォンやパソコンから距離を置き、自分の心と体を休ませることを優先しましょう。

体を冷やさず、リラックスできる時間を大切にする

体の冷えは血行不良につながり、子宮環境にとっても望ましくありません。
靴下や腹巻きを活用したり、温かい飲み物を飲んだりして、体を内側と外側から温めることを心がけましょう。
ただし、熱いお風呂での長湯やサウナは避けるのが賢明です。

また、意識的にリラックスできる時間を作ることも重要です。
好きな音楽を聴いたり、穏やかな映画を観たり、読書に没頭したりと、自分が心地よいと感じる活動に時間を使いましょう。
軽い散歩など、気分転換になる程度の運動もおすすめです。

医師の指示があるまでフライング検査は控える

判定日を待たずに市販の妊娠検査薬で結果を確かめたいという気持ちは理解できますが、「フライング検査」は推奨されません。
検査時期が早すぎると、妊娠していてもhCGホルモンの量が少なく、結果が陰性と出てしまい、不必要に落ち込む原因になります。

逆に、治療で使用したhCG注射の影響が体内に残っていると、妊娠していなくても陽性反応が出る「偽陽性」となる可能性もあります。
不確かな結果に振り回されると余計なストレスを抱えることになるため、クリニックが指定した判定日まで待つことが最も確実です。

参考:着床しなかった場合にみられる身体の変化

もし着床が成立しなかった場合、体は次の生理周期に向けて準備を始めます。
その過程でいくつかの身体的な変化が現れることがあります。

ただし、これから説明する変化は、特にホルモン補充を行っていない自然周期の場合に当てはまることが多く、ホルモン補充周期では薬の影響でサインが分かりにくいのが実情です。
あくまで一般的な目安として捉え、自己判断せず、最終的にはクリニックでの判定結果を待つことが大切です。

基礎体温が下がり低温期に入る

自然周期や排卵誘発周期で移植を行った場合、着床が成立しないと妊娠を維持するための黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌量が減少していきます。
それに伴い、高温を維持していた基礎体温が徐々に下がり始め、生理が始まる頃には低温期へと移行します。

基礎体温をつけている人にとっては、これが一つの目安となることがあります。
ただし、ホルモン補充周期の場合は黄体ホルモン剤を使用しているため、着床の有無にかかわらず薬を中止するまで高温期が維持されることがほとんどです。

予定通りに生理が始まる

着床しなかった場合、厚くなった子宮内膜は不要になり、剥がれ落ちて体外へ排出されます。
これが月経(生理)です。
自然周期であれば、普段の生理周期通りに月経が始まることが、着床しなかったサインの一つとなります。

しかし、これもホルモン補充周期の場合は当てはまりません。
薬でホルモンをコントロールしているため、薬を中止するまでは生理が来ないのが一般的です。
また、判定日前に少量の出血があった場合でも、それが着床出血や不正出血の可能性もあるため、自己判断で薬をやめないようにしましょう。

移植後の症状に関するよくある質問

胚移植後の症状については、多くの方が様々な疑問や不安を抱えています。
ここでは、特に多く寄せられる質問について、簡潔に回答します。
多くの方が同じようなことで悩むと知るだけでも、少し心が軽くなるかもしれません。

ただし、個別の状況については必ず主治医に相談するようにしてください。
専門家の意見を聞くことが、最も確実で安心できる方法です。

Q1. 移植後に症状が全くなくても陽性になる確率はありますか?

はい、症状が全くなくても陽性になる可能性は十分にあります。
妊娠超初期症状の有無と妊娠の成否に直接的な因果関係はないとされています。

実際に、自覚症状がないままクリニックで陽性判定を受ける方は少なくありません。
症状の有無に一喜一憂せず、判定日までリラックスしてお過ごしください。

Q2. 症状がない場合、着床していないということでしょうか?

症状がないことが着床していないことを意味するわけではありません。
着床して間もない時期は、体内のホルモン量の変化がまだ小さく、多くの場合、身体的な症状として現れません。

症状の感じ方にはもともと大きな個人差があるため、症状の有無だけで着床の成否を判断することはできません。

Q3. 逆に、どんな症状があれば着床したと期待できますか?

着床したかどうかを確定できる、あるいは強く示唆する特定の症状というものは、残念ながらありません。
一般的に言われる下腹部痛や少量の出血、胸の張りといった症状は、生理前の兆候や治療で使用している薬の副作用と区別がつかないことがほとんどです。

症状に振り回されず、判定日の検査結果を待つことが最も確実です。

まとめ

胚移植後に妊娠超初期症状が全くなくても、陽性判定を受ける可能性は十分にあります。
症状の現れ方には大きな個人差があり、ホルモン補充周期などの治療法によっては症状が出にくいこともあります。

また、多くの症状は着床直後ではなく、hCGホルモンが増加する妊娠4週目以降に現れやすいため、判定日前の時点で無症状であることは珍しくありません。
判定日までの期間は、インターネットでの情報収集は控えめにし、体を温めてリラックスして過ごすことが大切です。
症状の有無に一喜一憂せず、穏やかな気持ちで判定日を迎えましょう。

この記事の監修者

成澤佳希

成澤 佳希

錦糸町はり灸院 院長

日本健康医療専門学校卒業後、株式会社ブレイシングに入社。
系列院の本八幡鍼灸院で7年勤務した後、錦糸町はり灸院に異動。
現在は勤務10年目となり、錦糸町はり灸院の院長として従事。
不妊、男性不妊、自律神経症状などの幅広く貢献している。

《資格》

はり師、きゅう師

《経歴》

日本健康医療専門学校

錦糸町はり灸院

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