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おりもののかたまりがゼリー状なのは排卵のサイン?病気との見分け方も解説

公開日:2025.12.30 更新日:2025.12.30

おりもののかたまりがゼリー状なのは排卵のサイン?病気との見分け方も解説します。

トイレに行った際などに、オリモノがゼリーのような塊で出てきて驚いた経験はありませんか。
普段と違う状態だと、病気ではないかと不安になるかもしれません。
しかし、ゼリー状のおりものは、多くの場合、女性の体で起こる正常な変化の一つです。
特に排卵期に見られることが多く、妊娠しやすい時期のサインともいえます。

この記事では、ゼリー状のおりものが出る原因や、正常なケースと注意すべき病気のケースとの見分け方について解説します。

ゼリー状のかたまりのおりもの、その正体は?多くは心配ない生理現象です

ゼリー状のかたまりとして現れるおりものは、主に子宮頸管から分泌される粘液が正体です。
この粘液は、女性ホルモンの影響を受けて生理周期に応じて量や粘度が変化します。

特に、排卵期が近づくと卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌がピークに達し、精子が子宮内へ進みやすくなるように、おりものが透明でよく伸びるゼリー状に変化するのです。
そのため、ゼリー状のおりものは体の自然なリズムの一部であり、過度に心配する必要がないケースがほとんどです。

【正常なケース】生理周期に伴うゼリー状のおりもの

おりものの状態は、生理周期を通じて一定ではなく、ホルモンバランスの変化に伴って常に変動しています。
特に排卵前には、妊娠の準備のためにゼリー状に変化することがよく知られています。

生理後から排卵、そして次の生理前にかけて、おりものがどのように変化するのかを知ることは、自身の体調を把握する上で役立ちます。
ここでは、生理周期の各段階における正常なおりものの特徴について解説します。

最も多い原因は「排卵期」が近づいているサイン

ゼリー状のおりものが出る最も一般的な原因は、排卵期が近づいていることです。
排卵日が近づくと、卵胞から分泌される卵胞ホルモン(エストロゲン)の量が最大になります。
このホルモンの影響で、子宮の入り口にある子宮頸管から分泌される粘液の量が増え、粘り気が強くなります。

これは、排卵に合わせて精子がスムーズに子宮内に入り、卵子と出会うのを助けるための体の準備です。
そのため、透明でよく伸びるゼリー状のおりものは、妊娠を望む人にとってはタイミングを知るための重要なサインとなります。

排卵期におりものがゼリー状になるのは受精を助けるため

排卵期におりものがゼリー状に変化するのは、受精をサポートするための体の巧みな仕組みです。
この時期のおりものは、量が増えるだけでなく、粘度が高まり、指でつまむと長く伸びるようになります。

この粘り気と伸展性が、膣内に入ってきた精子を保護し、子宮内へと導く通り道の役割を果たします。
また、膣内は通常酸性に保たれており、細菌の侵入を防いでいますが、この酸性環境は精子にとっては過酷です。
排卵期のおりものはアルカリ性に傾き、精子が生き延びやすい環境を整える働きも担っています。

生理周期ごとにわかるおりものの状態変化

おりものは、生理周期におけるホルモンバランスの変動を反映して、その量、色、粘り気が変化します。
この変化のサイクルを理解することで、現在の自分の体がどの時期にあるのか、例えば排卵日が近いのか、それとも生理が近いのかなどを推測できます。

主な周期は、月経が終わった後の卵胞期」、妊娠の可能性が最も高まる排卵期」、そして排卵が終わり次の月経を待つ黄体期」の3つに分けられます。
それぞれの時期のおりものの特徴を知ることは、体調管理や妊活において重要な手がかりとなります。

月経直後~卵胞期:量は少なくサラサラしている

生理後から排卵日に向かう卵胞期の前半は、おりものの量が最も少ない時期です。
月経の経血が排出され終わった直後は、少し茶色がかっていることもありますが、次第に量は減少し、サラサラとした水っぽい状態になります。

この時期は、卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌がまだ少ないため、おりものはあまり粘り気がなく、下着に付着してもべたつきは感じにくいでしょう。
排卵期に向けてエストロゲンの分泌が増えるにつれて、おりものの量も徐々に増加していきます。

排卵期:透明でよく伸びるゼリー状に変化する

排卵期になると、卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌がピークに達し、おりものは最も特徴的な変化を見せます。
量は1年で最も多くなり、色は無色透明になります。
そして、粘り気が非常に強くなり、生卵の白身のような、よく伸びるゼリー状の状態に変わります。

指でつまんで伸ばすと、10cm以上も糸を引くように伸びることがあり、これを「伸展性」と呼びます。
この透明で伸びるおりものは、受精の確率が最も高まる時期のサインであり、通常2〜3日間続きます。

黄体期~月経前:白っぽく濁り粘り気が出る

排卵後から次の生理前までの黄体期には、黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が優位になります。このホルモンの影響で、おりものの性質は再び変化します。量は減少し、排卵期のような透明感はなくなり、白っぽく濁った色になります。粘り気はありますが、排卵期のような伸展性はなくなり、ドロッとしたのりのような状態に変わります。これは、細菌などが子宮内に侵入するのを防ぐ役割があると考えられています。下着に付着すると、乾燥して黄色っぽく見えることもあります。

妊娠の可能性も?妊娠超初期にあらわれるおりものの特徴

おりものの変化は、生理周期だけでなく妊娠によっても引き起こされます。
特に妊娠初期は、女性ホルモンの分泌量が大きく変動するため、おりものの量や性状が普段と変わることがあります。

生理予定日を過ぎても生理が来ず、おりものの状態に変化が見られる場合は、妊娠の可能性も考えられます。
ここでは、妊娠中、特に妊娠超初期に見られるおりものの特徴的な変化について解説します。

おりものの量が増えたり、水っぽくなったりする

妊娠が成立すると、女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンの分泌量が高いまま維持されます。
これらのホルモンの影響により、子宮内膜を厚く保ち、胎児の成長をサポートするために血流が増加し、新陳代謝が活発になります。
その結果、おりものの分泌量も全体的に増加する傾向があります。

性状としては、生理前のような粘り気のある状態ではなく、水のようにサラサラとした状態になることがあります。
ただし、これは個人差が大きく、粘り気のあるおりものが続く人もいます。

着床出血によってピンク色や茶色のおりものが出ることも

妊娠超初期のサインとして、着床出血が見られることがあります。
これは、受精卵が子宮内膜に着床する際に、内膜を少し傷つけることで起こるごく少量の出血です。
この出血がおりものに混ざることで、おりものが薄いピンク色や茶色に見える場合があります。

着床出血は、生理予定日の1週間前くらいから生理予定日頃に起こることが多く、期間は1〜3日程度と短いのが特徴です。
全ての妊婦に起こるわけではなく、量もごくわずかですが、妊娠の可能性を示す一つのサインと考えられます。

注意したい!病気の可能性がある危険なおりものの見分け方

これまで解説してきたように、ゼリー状のおりものの多くは心配のない生理的な変化です。
しかし、中には感染症などの病気が原因でおりものに異常が生じるケースもあります。

おりものの変化が病気のサインである場合、放置すると症状が悪化したり、不妊の原因になったりする可能性もあるため注意が必要です。
ここでは、どのようなおりものが危険なサインなのか、色や形状、臭いなどの観点から見分け方を解説します。

【色で判断】黄色・緑色・灰色は感染症のサインかも

おりものの色から、特定の感染症を推測できる場合があります。
例えば、膿のような濃い黄色や黄緑色で、泡立っている場合はトリコモナス膣炎が疑われます。
この場合、強いかゆみや悪臭を伴うことが多いです。

また、灰色がかった水っぽいおりもので、生臭い臭いがする場合は細菌性膣症の可能性があります。
クラミジア感染症や淋菌感染症でも、黄色い膿のようなおりものが見られることがあります。
これらの感染症は治療が必要なため、普段と違う色のおりものに気づいたら早めに医療機関を受診してください。

【形状で判断】白いポロポロしたかたまりはカンジダ膣炎の疑い

おりものの形状も、病気を見分ける重要な手がかりです。
もしおりものが、カッテージチーズや酒粕、ヨーグルトのようにポロポロとした白い塊である場合は、カンジダ膣炎の可能性が高いと考えられます。

カンジダ膣炎は、カンジダという真菌(カビの一種)が膣内で異常増殖することで起こり、多くの女性が経験する疾患です。
特徴的なおりものの変化に加えて、外陰部に耐えがたいほどの強いかゆみやヒリヒリとした痛みを伴うことが一般的です。
疲労やストレスなどで免疫力が低下した際に発症しやすくなります。

【臭いで判断】魚が腐ったような生臭い臭いは要注意

正常なおりものは、基本的に無臭か、あるいは乳酸菌による少し甘酸っぱい香りがする程度です。
もし、おりものから魚が腐ったような生臭い臭い(アミン臭)がする場合は、細菌性膣症が疑われます。
細菌性膣症は、膣内の常在菌のバランスが崩れ、特定の細菌が異常に増えることで発症します。

おりものの量が増え、灰色がかった水っぽい状態になることも特徴です。
性交渉が発症のきっかけになることもありますが、性感染症とは異なり、常在菌のバランスの乱れが主な原因です。

かゆみ・腹痛・発熱など、おりもの以外の症状もチェック

おりものの異常に加えて、他の症状が現れている場合は特に注意が必要です。
外陰部に強いかゆみや痛み、灼熱感がある場合は、カンジダ膣炎や接触性皮膚炎などが考えられます。

また、下腹部痛や腰痛、発熱を伴う場合は、感染が子宮や卵管にまで広がっている骨盤内炎症性疾患(PID)の可能性があります。
これは不妊の原因にもなりうるため、早期の治療が重要です。
排尿時に痛みを感じる場合は、性感染症や膀胱炎の可能性も考慮されます。
おりもの以外の症状も、診断の重要な手がかりとなります。

不安なおりものが出たら婦人科へ相談を

おりものの状態は体調のバロメーターであり、生理周期や体調によって変化するのは自然なことです。
しかし、これまで解説したような色や形状、臭いの異常があったり、かゆみや痛みといった不快な症状を伴ったりする場合は、何らかの病気が隠れている可能性があります。

セルフチェックで判断に迷う場合や、少しでも「いつもと違う」と感じて不安な場合は、自己判断で放置せず、婦人科やレディースクリニックを受診して専門医に相談することが大切です。

病院を受診すべき症状のセルフチェックリスト

どのような場合に病院へ行くべきか、判断の目安となる症状を以下にまとめます。
一つでも当てはまる項目があれば、婦人科の受診を検討してください。
おりものの色が黄色、緑色、灰色など、白や透明ではない
カッテージチーズや酒粕のような、ポロポロした白い塊が出る
魚が腐ったような、きつい臭いがする
外陰部に強いかゆみ、痛み、ただれがある
おりものの量が急に、かつ異常に増えた
下腹部痛や発熱、腰痛を伴う
性交時に痛みや出血がある

これらのサインを見逃さないことが重要です。

婦人科で主に行われる検査の内容

婦人科を受診すると、まずは問診で症状について詳しく聞かれます。
いつから症状があるか、おりものの色や量、臭い、かゆみの有無などを具体的に伝えられるよう準備しておくとスムーズです。
その後、内診台で外陰部の状態を視診し、膣鏡という器具を使って膣内や子宮頸部の状態を観察します。

この際に、綿棒などでおりものを少量採取し、顕微鏡で調べる「鏡検」や、原因菌を特定するための「培養検査」が行われるのが一般的です。
必要に応じて、性感染症の検査や超音波検査が追加されることもあります。

ゼリー状のおりものに関するよくある質問

これまで、ゼリー状のおりものについて、正常なケースと病気の可能性について解説してきました。
しかし、まだ個別具体的な疑問や不安が残っているかもしれません。

このセクションでは、ゼリー状のおりものに関して特に多く寄せられる質問をピックアップし、Q&A形式で簡潔にお答えします。
ご自身の状況と照らし合わせながら、参考にしてください。

Q1. ゼリー状のおりものは排卵後いつまで続きますか?

排卵期に見られる透明でよく伸びるゼリー状のおりものは、排卵日をピークに2〜3日続きます。
排卵後は、黄体ホルモンの影響でおりものの性質が変化するため、ゼリー状の状態は長くは続きません。
徐々に量は減少し、白く濁って粘り気のある状態に変わっていきます。
この変化は、排卵が無事に終わったサインと捉えることもできます。

Q2. ストレスが原因でゼリー状のおりものが出ることはありますか?

ストレスが直接的な原因でゼリー状のおりものが出るわけではありません。
しかし、強いストレスや疲労、生活習慣の乱れは、ホルモンバランスに影響を与え、生理周期を乱すことがあります。

その結果、排卵が遅れたり、無排卵になったりすると、おりものの状態も通常とは異なるパターンを示すことがあります。
間接的な影響はあるといえるでしょう。

Q3. 透明なゼリー状のおりものに少し血が混じるのは大丈夫ですか?

排卵期に起こるホルモンバランスの急激な変化により、子宮内膜からごく少量の出血が起こることがあります。
これは「中間期出血(排卵期出血)」と呼ばれ、病的なものではありません。

この出血がおりものに混ざることで、ピンク色や茶色に見えることがあります。
出血が少量で2〜3日以内に収まるようであれば、多くの場合心配はいりません。

まとめ

ゼリー状のかたまりのおりものは、多くの場合、排卵期に見られる正常な生理現象であり、妊娠しやすい時期のサインです。

女性ホルモンの影響で、生理周期に応じておりものの量や性状は変化します。

排卵期には受精を助けるために透明でよく伸びる状態になり、排卵後は白っぽく粘り気のある状態に変わります。

また、妊娠超初期にもおりものの量が増えるなどの変化が見られます。

一方で、おりものの色が黄色や緑色であったり、形状がカッテージチーズ状であったり、強い悪臭やかゆみを伴う場合は感染症の可能性があるため注意が必要です。

不安な症状があれば、自己判断せずに婦人科を受診してください。

この記事の監修者

成澤佳希

成澤 佳希

錦糸町はり灸院 院長

日本健康医療専門学校卒業後、株式会社ブレイシングに入社。
系列院の本八幡鍼灸院で7年勤務した後、錦糸町はり灸院に異動。
現在は勤務10年目となり、錦糸町はり灸院の院長として従事。
不妊、男性不妊、自律神経症状などの幅広く貢献している。

《資格》

はり師、きゅう師

《経歴》

日本健康医療専門学校

錦糸町はり灸院

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