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不正出血と生理の違いの見分け方|見た目の色・量・期間で比較

公開日:2026.01.18 更新日:2026.01.18

不正出血と生理の違いの見分け方|見た目の色・量・期間で比較を解説します。

生理期間以外に女性器から出血が起こることを不正出血と呼びます。
この出血が生理不順によるものなのか、あるいは病気や妊娠のサインなのか、多くの人が不安を感じます。
見た目の色や量だけで完全に見分けることは難しいですが、出血の性状や期間、伴う症状などを総合的に観察することで、ある程度の見分け方が可能です。

自身の体の変化を正しく理解し、適切なタイミングで婦人科を受診するために、両者の違いを知っておきましょう。

【比較表】不正出血と生理の主な違い一覧

不正出血と生理の違いは、出血の色、量、期間、周期、その他の症状など、複数の観点から比較することで判断しやすくなります。
しかし、個人差が大きく、一つの特徴だけで判断するのは困難です。

以下の比較表は、あくまで一般的な目安として参考にするためのものです。
この見分け方を用いても判断に迷う場合や、「いつもと違う」と感じる場合は、自己判断せずに婦人科を受診することが重要です。

見た目で判断できる?不正出血と生理の出血を5つのポイントで比較

不正出血と生理の出血を、見た目だけで完全に見分けることは非常に困難です。
しかし、「色」「量」「性状」「期間」「その他の症状」という5つのポイントを比較することで、どちらの可能性が高いかを推測する手助けになります。

これらの見分け方はあくまで目安であり、不正出血の背景には病気が隠れている可能性もあるため、総合的に判断することが求められます。
少しでも普段の生理と違う点があれば、注意深く観察しましょう。

【色の違い】鮮血や茶褐色など出血の色から判断する

生理の経血は、始まりや終わりかけは酸化して茶色っぽく、経血量が多い期間は鮮やかな赤色(鮮血)になるのが一般的です。

一方で不正出血は、鮮血、ピンク色、茶褐色など出血の色が多様で、原因によって異なります。例えば、排卵期に見られる中間期出血はピンク色や茶色のおりもの程度であることが多いです。ただし、鮮やかな色の出血が続く場合は、子宮や腟に傷がついている可能性も考えられます。出血の色だけで生理の経血と不正出血を見分けるのは確実ではありませんが、普段の生理の色と違う場合は注意が必要です。

【量の違い】ナプキンを変える頻度や経血量で判断する

生理の経血量は2〜3日目をピークに徐々に減少していくのが典型的なパターンです。
ナプキンを交換する頻度である程度の量を把握できます。

これに対して不正出血はおりものシートで対応できる程度の少量から生理のように多い量まで様々です。
少量の出血がダラダラと長く続く、あるいは突然多量の出血があるなどいつもの生理のパターンと異なる場合は不正出血の可能性が高まります。
経血量の変化は体の異常を知るための重要な見分け方の一つになります。

【性状の違い】レバー状の塊や粘り気で判断する

生理の経血には、剥がれ落ちた子宮内膜が混ざっているため、特有の粘り気があり、時にレバー状の塊が出ることがあります。
これは経血を体外に排出しようとする過程で起こる自然な現象です。

一方、不正出血の場合は、原因によって性状が異なり、水っぽくサラサラしていることもあれば、おりものと混じってネバネバしていることもあります。
レバー状の塊が見られないことも多いです。
この見分け方も絶対ではありませんが、明らかにいつもと違う性状の出血があった場合は注意が必要です。

【期間の違い】出血が続く日数や周期で判断する

正常な生理は3〜7日間ほど続き、25〜38日の周期で規則的に繰り返されます。
これに対し、生理期間以外に起こる出血はすべて不正出血です。

出血が1〜2日で終わる、もしくは少量の出血が2週間以上ダラダラと続くなど、期間が不規則なのが特徴です。
生理周期が安定している人が予定日以外に出血した場合は、不正出血である可能性が高いと判断できます。
日頃から基礎体温やアプリで生理周期を記録しておくことが、正確な見分け方として役立ちます。

【その他の症状】腹痛・吐き気・腰痛の有無で判断する

生理中は下腹部痛や腰痛といった月経困難症の症状を伴うことがあります。
これらの症状は生理が終わるとともに軽快するのが一般的です。

一方、不正出血では出血以外の症状は原因によって様々です。
全く症状がない場合もあれば、立っていられないほどの激しい腹痛、吐き気、めまいなどを伴うこともあります。
特に、出血に加えて強い腹痛や体調不良がある場合は異所性妊娠や卵巣のトラブルなど、緊急性の高い病気の可能性も考えられるため、重要な見分け方のポイントとなります。

不正出血が起こる3つの主な原因

不正出血は、さまざまな要因によって引き起こされます。
その原因は、大きく「ホルモンバランスの乱れ」「子宮や腟の病気」「妊娠に関連するもの」の3つに大別できます。

原因によって緊急性や対処法が異なるため、出血の背景に何があるのかを知ることは重要です。
必ずしも深刻な病気とは限りませんが、中には注意が必要なケースもあるため、それぞれの原因について理解を深めましょう。

ホルモンバランスの乱れによる機能性出血

不正出血の原因として最も多いのが、ホルモンバランスの乱れによる「機能性子宮出血」です。
思春期や更年期といったホルモン分泌が不安定な時期や、過度なストレス、急激な体重減少、疲労などによって、女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンのバランスが崩れます。

これにより子宮内膜が正常に維持できなくなり、生理でもない時期に出血が起こります。
排卵期に起こる少量の「中間期出血」もこの一種で、多くは一時的なもので心配はいりません。

子宮や腟の病気が原因の器質性出血

子宮や腟、卵巣などに何らかの病気があり、それが原因で出血することを「器質性出血」と呼びます。
原因となる病気には、子宮頸管ポリープ、子宮内膜ポリープ、子宮筋腫、子宮内膜症、腟炎など良性のものから、子宮頸がんや子宮体がんといった悪性のものまで様々です。

特に、性交渉後の出血は子宮頸がん、閉経後の出血は子宮体がんで見られる特徴的な症状であり、注意が必要です。
器質性出血は、原因疾患の治療が必要となるため、早期発見が重要です。

妊娠のサインとして現れる出血

妊娠に関連して不正出血が起こることもあります。
受精卵が子宮内膜に着床する際に起こる「着床出血」は、生理予定日の数日前から予定日頃に、ごく少量の出血として見られることがあります。

これは妊娠の正常な過程ですが、一方で注意が必要な出血もあります。
例えば、流産や切迫流産、あるいは子宮以外の場所で妊娠してしまう異所性妊娠(子宮外妊娠)などの異常妊娠のサインとして、不正出血が起こることがあります。
これらの場合は腹痛を伴うことが多く、速やかな受診が求められます。

こんな症状は危険サイン!すぐに婦人科を受診すべきケース

不正出血には、しばらく様子を見ても良いものから、すぐに医療機関を受診すべきものまで様々です。
特に、出血以外の症状を伴う場合や、出血の仕方が普段と著しく違う場合は、重大な病気が隠れている可能性があります。

自己判断で放置すると、症状が悪化したり、治療が遅れたりすることになりかねません。
以下に挙げるような症状が見られる場合は、危険なサインと捉え、速やかに婦人科を受診してください。

出血量が異常に多い・大きなレバー状の塊が出る

昼用のナプキンが1時間もたなかったり夜用のナプキンでも間に合わなかったりするほどの多量の出血は過多月経の可能性があり危険なサインです。
また普段の生理では見られないようなピンポン玉より大きいレバー状の血の塊が頻繁に出る場合も注意が必要です。

このような症状は子宮筋腫や子宮腺筋症といった病気のほか流産の可能性も考えられます。
大量出血は貧血を引き起こしめまいや動悸の原因にもなるため早めに婦人科を受診してください。

めまいや吐き気を伴う・立っていられないほどの腹痛がある

不正出血に加えて、めまい、ふらつき、冷や汗、吐き気などの症状がある場合、大量出血による貧血や、深刻な病気の可能性があります。
特に、異所性妊娠(子宮外妊娠)が破裂した際には、急激な腹痛とともに出血し、ショック状態に陥ることがあり、命に関わる危険な状態です。

脂汗が出るような、経験したことのないほどの激しい下腹部痛を伴う出血があった場合は、ためらわずに救急外来を受診するか、救急車を呼ぶなどの対応が必要です。

出血が1週間以上ダラダラと止まらない

おりものに血が混じる程度の少量であっても、出血が1週間から10日以上など、長期間にわたってダラダラと続く場合は注意が必要です。

ホルモンバランスの乱れが原因であることも多いですが、子宮内膜ポリープや子宮内膜増殖症、さらには子宮体がんなどの病気が隠れている可能性も否定できません。
出血が止まらない状態は、貧血を招くだけでなく、精神的なストレスにもなります。
出血が長く続く場合は、少量であっても一度婦人科で相談することをおすすめします。

閉経後や性行為の度に出血する

1年以上生理が来ていない「閉経後」に、たとえ少量でも出血があった場合は、絶対に放置してはいけません。
閉経後の出血は、子宮体がんの最も重要なサインの一つです。
また、萎縮性腟炎などが原因の場合もありますが、まずはがんの可能性を否定するために検査を受ける必要があります。

同様に、性行為のたびに出血する場合も、子宮頸管ポリープや腟炎、クラミジア感染症、そして子宮頸がんの可能性が考えられるため、速やかに婦人科を受診してください。

不正出血と生理の違いに関するよくある質問

不正出血と生理の違いについては、多くの人が疑問や不安を抱えています。
特に、出血の色や量、期間がいつもと少し違うだけで、心配になることは少なくありません。
ここでは、判断に迷いやすいケースについて、よくある質問とその回答をまとめました。

ただし、これらは一般的な回答であり、個々の状況によって異なります。
最終的な見分け方としては、専門医の診断が最も確実であることを念頭に置いてください。

Q1. 茶色い少量の出血が続くのは問題ないですか?

ホルモンバランスの乱れや排卵期出血であれば問題ないことが多いですが、注意は必要です。
生理の始まりや終わりかけの出血は茶色いことが多く、心配ありません。

しかし、生理期間以外に長期間続く場合は、子宮や腟の病気、あるいは妊娠の可能性も考えられます。
この見分け方として、まずは出血のタイミングと期間を確認し、続くようなら婦人科へ相談してください。

Q2. 生理が1日や2日で終わった場合、不正出血の可能性はありますか?

不正出血の可能性があります。
ストレスや疲労によるホルモンバランスの乱れで、無排卵周期になると、生理のような出血がごく短期間で終わることがあります。

これは本来の生理とは異なる「破綻出血」と呼ばれるものです。
妊娠超初期の着床出血である可能性も否定できません。
この見分け方として、基礎体温を測り排卵の有無を確認することも一つの方法です。

Q3. 不正出血があったら妊娠している可能性はありますか?

妊娠している可能性はあります。
受精卵が子宮内膜に着床する際の「着床出血」は、不正出血の一種です。

また、切迫流産や異所性妊娠といった妊娠の異常が原因で出血することもあります。
最後の性交渉から3週間以上経っていて、生理が遅れている状況での出血なら、まずは市販の妊娠検査薬で確認することが、見分け方として有効です。

まとめ:不正出血か生理か迷ったら自己判断せず婦人科へ相談を

不正出血と生理は、出血の色や量、期間、その他の症状からある程度推測することはできますが、見た目だけで完全に見分けることは非常に困難です。
不正出血の背後には、ホルモンバランスの乱れといった一時的なものから、子宮がんなどの深刻な病気、あるいは妊娠まで、さまざまな原因が考えられます。

最も重要なサインは「普段の生理と違う」という自身の感覚です。
少しでも不安や異常を感じた場合は、自己判断で様子を見るのではなく、婦人科を受診して専門医に相談してください。

この記事の監修者

成澤佳希

成澤 佳希

錦糸町はり灸院 院長

日本健康医療専門学校卒業後、株式会社ブレイシングに入社。
系列院の本八幡鍼灸院で7年勤務した後、錦糸町はり灸院に異動。
現在は勤務10年目となり、錦糸町はり灸院の院長として従事。
不妊、男性不妊、自律神経症状などの幅広く貢献している。

《資格》

はり師、きゅう師

《経歴》

日本健康医療専門学校

錦糸町はり灸院

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