公開日:2026.01.08 更新日:2026.01.08

予定日を過ぎても生理が来ないと不安になるものです。
この記事では、遅れた生理を早く来させる方法として、東洋医学に基づいた即効性が期待できるツボを紹介します。
図解を交えながら、生理を早める効果が期待されるツボの位置や押し方を分かりやすく解説します。
薬に頼る前に、まずは自分でできるセルフケアとして、血行を促進しホルモンバランスを整えるツボ押しという方法を試してみてはいかがでしょうか。
継続することで、生理周期が整いやすくなる効果も期待できます。
なぜ?生理が予定日より遅れてしまう主な原因
生理が予定通りに来ない状態、いわゆる生理不順は、多くの女性が経験する悩みの一つです。
その背景には、心身の状態が複雑に影響し合っています。
主な原因としては、女性ホルモンのバランスの乱れが挙げられます。
また、仕事や人間関係による精神的なストレス、睡眠不足や不規則な食生活といった生活習慣の乱れも、ホルモン分泌をコントロールする自律神経に影響を与え、生理周期を遅らせる要因となります。
過度なダイエットも原因の一つです。
ホルモンバランスの乱れ
女性の体は、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)という2つの女性ホルモンの分泌量を周期的に変動させることで、排卵や生理をコントロールしています。
このホルモン分泌の指令を出しているのは、脳の視床下部や下垂体です。
しかし、不規則な生活や睡眠不足、精神的な負荷などが原因で脳がストレスを感じると、指令系統がうまく機能しなくなり、ホルモンバランスが乱れてしまいます。
その結果、排卵が遅れたり、子宮内膜がうまく剥がれ落ちなくなったりして、生理の遅れにつながるのです。
ストレスや生活習慣の影響
精神的あるいは身体的なストレスは、ホルモン分泌を司る脳の視床下部に直接影響を及ぼし、正常な指令を妨げる大きな要因です。
これにより自律神経が乱れ、結果として生理周期が不安定になります。
例えば、仕事のプレッシャーや人間関係の悩み、環境の変化などが強いストレスとなり得ます。
また、夜更かしや不規則な食事、喫煙、過度な飲酒といった生活習慣の乱れも、自律神経やホルモンバランスを崩す原因です。
体が常に緊張状態にあると血行も悪化し、子宮や卵巣の機能が低下して生理が遅れやすくなります。
過度なダイエットによる栄養不足
急激な体重減少や極端な食事制限を伴うダイエットは、体に大きな負担をかけ、生理が遅れる原因となります。
特に、体脂肪率が著しく低下すると、脳は生命維持を優先し、妊娠や出産に関わる生殖機能の優先順位を下げてしまいます。
その結果、ホルモンの分泌が抑制され、排卵が止まり、無月経に至ることもあります。
女性ホルモンはコレステロールを原料として作られるため、脂質やタンパク質、ビタミン、ミネラルといった栄養素が不足すると、ホルモンバランスが崩れやすくなります。
健康的な生理周期を維持するためには、バランスの取れた食事が不可欠です。
【図解】遅れた生理を促す効果が期待できる4つのツボ
ツボ押しは、血行を促進し、体の冷えを改善することで、ホルモンバランスを整える効果が期待できるセルフケアです。
特に、足にあるツボは、婦人科系の不調に効果的とされるものが多く集まっています。
これから紹介する足つぼなどを刺激することで、骨盤周りの血流を促し、子宮や卵巣の働きをサポートします。
心地よい刺激はリラックス効果ももたらし、ストレスによる生理の遅れにもアプローチできる可能性があります。
血行を促進する【血海(けっかい)】の位置と押し方
血海(けっかい)は、その名の通り「血の海」とされ、血の巡りに関する不調全般に効果が期待できるツボです。
特に、滞った血流を促す作用があり、生理の遅れや生理痛の緩和に役立ちます。
場所は、膝のお皿の内側の縁から、指3本分ほど上がった位置にあります。
椅子に座り、反対側の手のひらで膝を包むようにしたとき、親指が当たるあたりが目安です。
押す際は、両手の親指を重ねて、心地よいと感じる強さで5秒ほど押し、ゆっくり離す動作を数回繰り返します。
円を描くように優しく揉むのも良いでしょう。
女性特有の悩みに効く【三陰交(さんいんこう)】の見つけ方と刺激方法
三陰交(さんいんこう)は、婦人科系の症状に幅広く用いられる万能のツボとして知られています。
生理不順や生理痛、冷え性、更年期障害など、女性特有の悩みに効果が期待できます。
場所は、足の内側、くるぶしの一番高いところに小指を置き、そこから指4本分上がった、すねの骨のキワにあります。
押すとズーンと響くような痛みを感じるかもしれません。
刺激する際は、親指の腹をツボに当て、骨に向かってゆっくりと5秒ほど圧をかけます。
これを数回繰り返しましょう。
お灸で温めるのも血行促進に効果的です。
全身の巡りを整える万能のツボ【合谷(ごうこく)】
合谷は、手の甲にある非常に有名なツボで、全身の気血の巡りを整える効果があるとされています。
生理不順や生理痛の緩和はもちろん、頭痛、肩こり、ストレスの軽減などにも用いられる万能のツボです。
場所は、親指と人差し指の骨が交わる付け根の手前にある、くぼんだ部分です。
見つけにくい場合は、人差し指の骨のラインに沿って探すと分かりやすいでしょう。
押す際は、反対の手の親指で、人差し指の骨に向かって押し上げるように、少し強めに「痛気持ちいい」と感じる力で5秒ほど刺激します。
冷えにアプローチする【湧泉(ゆうせん)】の場所とポイント
湧泉は、足裏にあるツボで、「生命エネルギーが泉のように湧き出る」という意味を持ちます。
体の冷えを改善し、血行を促進する効果が期待でき、生理の遅れにもアプローチします。
場所は、足の指を内側に曲げたときに、足裏の中央あたりにできるくぼみの中です。
ちょうど「人」という字の交点あたりになります。
刺激する際は、両手の親指を重ねて、ゆっくりと息を吐きながら3〜5秒かけて押し、息を吸いながら力を抜きます。
ゴルフボールなどを足裏で転がして刺激するのも手軽な方法です。
ツボ押しの効果を高める!自宅でできるセルフケア
ツボ押しの効果をさらに高めるためには、他のセルフケアと組み合わせることが有効です。
ツボ押しは血行を促進しますが、体全体を温めたり、リラックスしたりすることで、相乗効果が期待できます。
例えば、お灸を使ってツボを直接温める、アロマオイルを使ったマッサージで心身の緊張をほぐすといった方法があります。
日々の生活の中にこれらのケアを取り入れることで、ホルモンバランスが整いやすい体質へと導くことができます。
体を芯から温めて血行を良くする
体が冷えていると血行が悪くなり、子宮や卵巣の機能が低下しやすくなります。
体を芯から温めるためには、毎日の入浴が効果的です。
38~40℃程度のぬるめのお湯に20分ほどゆっくり浸かることで、全身の血流が良くなり、リラックス効果も得られます。
また、腹巻きやカイロを使って、お腹や仙骨(お尻の割れ目の上にある骨)周りを直接温めるのもおすすめです。
子宮や卵巣が集中している骨盤内を温めることで、生理周期を整える助けになります。
温かい飲み物や食事を心がけることも大切です。
リラックスできる時間を作り自律神経を整える
ストレスは自律神経のバランスを乱し、ホルモン分泌に悪影響を与えます。
意識的にリラックスできる時間を作ることが、生理周期を整える上で非常に重要です。
例えば、就寝前に好きな香りのアロマを焚いたり、ヒーリングミュージックを聴いたりするのも良いでしょう。
また、深い呼吸を意識するだけでも、副交感神経が優位になり心身が落ち着きます。
軽いストレッチやヨガで体をほぐすのも、血行促進とリラックスの両方に効果があります。
自分に合った方法で、心と体の緊張を解きほぐす習慣を持つことが大切です。
ホルモンバランスをサポートする食事を意識する
日々の食事内容も、ホルモンバランスに大きく影響します。
特に、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをする大豆イソフラボンは、積極的に摂取したい栄養素です。
豆腐や納豆、豆乳などの大豆製品を食事に取り入れましょう。
また、血行を促進しホルモンバランスを整えるビタミンEが豊富なアーモンドなどのナッツ類やアボカド、血液の材料となる鉄分を多く含むレバーやほうれん草もおすすめです。
体を冷やすアイスクリームや冷たい飲み物はなるべく避け、体を温める作用のある生姜や根菜類を食事に加えることを意識してください。
生理を促すツボ押しを行う前に知っておきたい注意点
ツボ押しは手軽にできるセルフケアですが、体の状態によっては避けた方が良い場合もあります。
効果を期待するあまり強く押しすぎたり、体調が悪い時に無理に行ったりすると、かえって体に負担をかけることになりかねません。
安全かつ効果的にツボ押しを行うために、いくつかの注意点を理解しておくことが大切です。
特に、妊娠の可能性がある場合や、普段と違う体の不調を感じる時には、慎重な判断が求められます。
妊娠の可能性がある場合はツボ押しを避ける
生理が遅れている原因が、妊娠の可能性によるものである場合、ツボ押しは慎重に行う必要があります。
特に、三陰交や合谷など、婦人科系に効果があるとされるツボの中には、子宮の収縮を促す作用を持つものもあります。
妊娠初期にこれらのツボを強く刺激することは、流産のリスクを高める可能性があるため、絶対に避けるべきです。
生理の遅れに加えて、基礎体温が高い状態が続く、吐き気があるなど、妊娠の兆候が少しでも見られる場合は、ツボ押しを行う前にまず妊娠検査薬で確認するか、産婦人科を受診してください。
体調がすぐれない時は無理に行わない
ツボ押しは、心身がリラックスした状態で行うことで、より高い効果が期待できます。
発熱している、風邪をひいている、強い疲労感がある、炎症や怪我がある部位など、体調が優れない時に無理にツボを刺激すると、症状を悪化させてしまう可能性があります。
また、食後すぐや飲酒後も、消化のために血液が胃腸に集中しているため、ツボ押しは避けた方が賢明です。
あくまで「心地よい」「痛気持ちいい」と感じる範囲で行うのが基本です。
痛みや不快感を覚えた場合は、すぐに中止して体を休ませましょう。
即効性だけでなく継続的なケアが大切
ツボ押しは、薬のように一度行えばすぐに結果が出るというものではありません。
確かに即効性を期待して試す方も多いですが、本来は体質を少しずつ改善していくための継続的なケアと捉えることが重要です。
一度や二度の刺激で生理が来ることもあれば、変化が見られないこともあります。
大切なのは、毎日コツコツと続けることです。
日々の習慣として取り入れることで、血行が促進され、ホルモンバランスが整いやすい体へと導かれていきます。
焦らず、長期的な視点で自分の体と向き合うためのツールの一つとして活用してください。
生理を促すツボに関するよくある質問
ここでは、生理を促すツボに関して多くの人が抱く疑問について、Q&A形式で解説します。
ツボ押しの適切な頻度や強さ、セルフケアを続けても生理が来ない場合の対処法、そしてツボ押し以外のセルフケアなど、より具体的な悩みや疑問にお答えします。
正しい知識を身につけ、安心してセルフケアに取り組むための参考にしてください。
Q1. ツボ押しはどのくらいの頻度や強さで行うのが効果的ですか?
1日に2〜3回、1箇所につき1〜3分程度を目安に行うのがおすすめです。
強さは「痛気持ちいい」と感じる程度が最適で、強く押しすぎないように注意しましょう。
リラックスできる入浴後や就寝前などに行うとより効果的です。
大切なのは毎日継続することです。
Q2. ツボを押しても生理が来ない場合はどうすれば良いですか?
ツボ押しなどのセルフケアを2〜3ヶ月続けても生理が来ない場合は、婦人科を受診することを推奨します。
生理不順の背景には、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)や甲状腺の病気など、治療が必要な疾患が隠れている可能性もあります。
自己判断で放置せず、専門医に相談してください。
Q3. ツボ押し以外に生理を促す効果のある飲み物はありますか?
体を温め血行を促進する飲み物がおすすめです。
具体的には、生姜湯やカモミールティー、シナモンを入れた紅茶などが挙げられます。
また、女性ホルモンのバランスを整える作用が期待される豆乳も良いでしょう。
カフェインの摂りすぎは体を冷やすことがあるため、控えめにしましょう。
まとめ
生理の遅れには、ホルモンバランスの乱れやストレス、生活習慣など様々な原因が考えられます。
ツボ押しは、血行を促進し体を温めることで、乱れたホルモンバランスを整える手助けとなるセルフケアの一つです。
血海や三陰交、合谷といったツボを継続的に刺激することと並行して、入浴やバランスの取れた食事、リラックスできる時間を作るなど、生活習慣全体を見直すことが重要です。
ただし、ツボ押しは万能ではなく、妊娠の可能性がある場合や体調不良時には避けるべきです。
長期間生理が来ない場合は、婦人科を受診して専門医の診断を仰ぐ必要があります。













