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高齢出産しなきゃよかった…やめたほうがいいと言われる理由と現実

公開日:2025.12.27 更新日:2025.12.27

高齢出産しなきゃよかったについての記事

「高齢出産しなきゃよかった」という後悔は、育児の疲れや将来への不安から、ふと感じてしまうことがあるかもしれません。
高齢での出産と育児は、体力的な負担や経済的な心配など、若い頃の出産とは異なる困難が伴うことも事実です。
しかし、そのように感じてしまうのは、決してあなただけではないということを知っておいてください。

この記事では、高齢出産で後悔を感じる理由や、その悩みを乗り越えるための具体的な方法、そして高齢出産だからこそ得られるメリットについて解説します。

「高齢出産しなきゃよかった」と感じるのはあなただけではありません

近年の日本では晩婚化が進み、35歳以上で初めて出産する「高齢初産」は珍しいことではなくなりました。
2020年のデータでは、全出生数に占める35歳以上の割合は約3割にのぼります。

中には49歳で初めて出産する人もおり、多くの女性がさまざまな状況で出産と育児に向き合っています。
このように、高齢出産が一般的になる一方で、体力的な負担や周囲との比較から「しなきゃよかった」と感じてしまう人がいるのも事実です。
その辛い気持ちは、決して特別なものではなく、多くの人が経験する可能性のある感情です。

高齢出産を後悔するほど辛い…やめたほうがいいと言われる5つの理由

高齢出産を経験した人、あるいはこれから迎える人が「やめたほうがいいかもしれない」と感じる背景には、いくつかの共通した理由が存在します。具体的には、体力的な問題、経済的な不安、親の介護、子どもの健康リスク、そして周囲との人間関係などが挙げられます。これらの問題は、流産や死産のリスクといった医学的な側面だけでなく、産後の生活の質にも深く関わってきます。ここでは、高齢出産で後悔を感じやすい5つの具体的な理由を掘り下げていきます。

理由1:産後の回復が遅く、育児についていけない体力的な限界

年齢を重ねると、どうしても若い頃に比べて体力は低下します。
特に産後の体の回復には時間がかかり、睡眠不足が続く中での育児は体に大きな負担をかけます。

20代の頃であれば乗り越えられたかもしれない疲労も、30代後半や40代では回復が追いつかず、慢性的なだるさや体調不良につながることも少なくありません。
特に初めての出産、つまり1人目の育児では、慣れないことの連続で心身ともに疲弊しがちです。
夜泣き対応や子どもを抱っこしての移動など、日々の育児で体力の限界を感じ、「もっと若いうちに産んでいれば」と後悔する場面が多くなります。

理由2:教育費のピークと老後の資金準備が重なる経済的な不安

高齢出産の場合、子どもの教育費が最もかかる時期と、自分たちの老後資金を本格的に準備する時期が重なりやすいという経済的な課題があります。
例えば40歳で子どもを授かった場合、子どもが大学に進学する18歳の時には親は58歳です。

役職定年や定年退職が視野に入る年齢で、数百万円単位の教育費を捻出しなければなりません。
同時に、自分たちの老後の生活費も確保する必要があり、経済的な見通しが立たずに強い不安を感じることがあります。
「もっと早く出産して子育てを終えていれば良かった」と、資金計画の厳しさから後悔の念を抱くケースも少なくありません。

理由3:自分の親の介護と子育てが同時にのしかかる「ダブルケア」問題

高齢出産では、子育てにある程度手がかからなくなる時期と、自分の親が介護を必要とする年齢になる時期が重なる可能性が高まります。内閣府男女共同参画局の調査によると、育児と介護を同時に担う「ダブルケア」の状態にある人は、30代から40代に多く、男女ともに全体の約8割を占めるという結果が出ています。

自分の子どもの世話をしながら、親の通院の付き添いや身の回りの世話をすることは、精神的にも肉体的にも大きな負担となります。どちらか一方だけでも大変な育児と介護が同時にのしかかることで、自分の時間や気力が失われ、追い詰められた気持ちになってしまう人もいます。

理由4:子どもの障害リスクに対する「もしも」の不安と自責の念

一般的に、母親の年齢が上がると、ダウン症候群などの染色体異常を持つ子どもが生まれる確率が高まることが知られています。
これは卵子の老化が関係しているとされ、医学的な事実として広く認識されています。
そのため、妊娠中から「もしもお腹の子に障害があったら」という不安がつきまとうことがあります。

無事に出産を終えても、子どもの発達が少しでも遅れていると感じると、自分の年齢のせいではないかと自責の念に駆られる人もいます。
こうした不安や罪悪感は、出産後も長く心に残り、純粋に子育てを楽しむ気持ちを妨げる一因となる場合があります。

理由5:「おばあちゃんに間違われる…」ママ友との年齢差からくる孤独感

子育てが始まると、保育園や幼稚園、公園などで他の保護者と交流する機会が増えます。
高齢出産の場合、周囲のママたちが自分より一回り以上年下ということも珍しくありません。
会話の内容や価値観が合わなかったり、体力差を感じたりすることで、輪の中に入れず孤独感を深めることがあります。

また、授業参観や運動会などの学校行事で、子どもから「おばあちゃんみたいで恥ずかしい」と言われたり、周囲からそう見られたりするのではないかという不安も、精神的なストレスになります。
こうした些細な出来事の積み重ねが、疎外感や自己肯定感の低下につながっていきます。

「産まなきゃよかった」の後悔を乗り越えるためにできること

高齢出産に伴う困難から「産まなきゃよかった」と感じてしまうことは、誰にでも起こりうることです。

しかし、その気持ちを抱えたまま過ごすのは非常につらいものです。

大切なのは、後悔の念に苛まれる自分を責めるのではなく、状況を少しでも好転させるための具体的な行動を起こすことです。

ここでは、これから出産を控えている方と、すでに出産を終えた方に分けて、心の負担を軽くするための方法や準備について紹介します。

出産を控えている方が今からできる準備

これから高齢出産を迎える方は、出産後の生活を具体的にイメージし、起こりうる問題に対して事前に対策を立てておくことが重要です。
漠然とした不安を抱えているだけでは、いざという時に冷静な判断ができません。

将来のライフプランを夫婦で共有したり、利用できる医療や公的サービスについて調べたりと、今からできる準備はたくさんあります。
事前の備えがあることで、精神的な余裕が生まれ、安心して出産と育児に臨むことができます。

将来を見据えた具体的なライフプランを夫婦で話し合う

高齢出産では、子どもの教育費と老後資金の準備が重なるため、計画的な資金管理が不可欠です。
まずは、子どもが何歳の時に自分たちが何歳になるのかを書き出し、教育費のピークや定年退職の時期を具体的に把握しましょう。

その上で、いつまでに、いくら貯める必要があるのかを夫婦で明確に共有することが大切です。
必要であれば、ファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談し、客観的なアドバイスをもらうのも一つの方法です。
具体的な数字をもとに計画を立てることで、漠然とした経済的な不安を軽減できます。

出生前診断(NIPTなど)の受診を検討する

高齢出産に伴う子どもの染色体異常のリスクが不安な場合は、出生前診断を受けるという選択肢があります。
NIPT(新型出生前診断)は、母体の血液を採取するだけで、胎児のダウン症候群などの可能性を調べることができる比較的リスクの低い検査です。

ただし、検査には限界があり、すべての異常がわかるわけではありません。
また、もし陽性と診断された場合にどうするのか、夫婦で事前にしっかりと話し合っておく必要があります。
検査を受けるかどうかを含め、専門のカウンセリングなどを利用しながら慎重に検討することが求められます。

頼れる人や利用できる公的サービスを事前に探しておく

産後の育児は夫婦だけで乗り切るには想像以上に過酷なものです。
特に高齢出産では体力の消耗が激しいため、周囲のサポートが欠かせません。

自分の両親や義理の両親、兄弟姉妹など、誰にどのような手助けを頼めるのかを事前に確認しておきましょう。
また、実家が遠いなどの理由で身内を頼れない場合は、自治体が提供する産後ケアサービスやファミリー・サポート・センター、民間のベビーシッターサービスなどを調べておくことが重要です。
いざという時にすぐに頼れる場所があるという事実は、大きな心の支えになります。

すでに出産を終えた方が心の負担を軽くする方法

すでに出産を終え、育児の真っ只中で「産まなきゃよかった」という後悔の念に苦しんでいる場合、まずは自分自身を追い詰めないことが何よりも大切です。
完璧な母親であろうとせず、少し肩の力を抜くことを意識してみてください。
一人で問題を抱え込まず、外部のサポートを積極的に利用することも、心の健康を保つためには不可欠です。

ここでは、日々の育ちの負担を少しでも軽くし、前向きな気持ちを取り戻すための具体的な方法を紹介します。

完璧な育児を目指さず「まあいいか」を大切にする

育児や家事を完璧にこなそうとすると、心身ともに疲弊してしまいます。
特に高齢出産で体力に自信がない場合は、「すべてを完璧にやろうとしない」という意識が重要です。
「部屋が多少散らかっていてもいい」「食事は市販の惣菜や冷凍食品に頼ってもいい」というように、「まあいいか」と自分を許す場面を増やしましょう。

育児において最も大切なのは、母親が笑顔でいることです。
手を抜けるところは上手に手を抜き、自分自身の心と体を休ませる時間を確保することを最優先に考えてください。

一人で抱え込まずに辛い気持ちを誰かに話してみる

「高齢出産しなきゃよかった」というネガティブな感情は、一人で抱え込んでいるとますます大きくなってしまいます。
まずは夫や信頼できる友人に、自分の辛い気持ちを正直に打ち明けてみましょう。
誰かに話を聞いてもらうだけでも、心が少し軽くなることがあります。

身近な人に話しにくい場合は、自治体の保健師や子育て相談窓口、あるいは民間のカウンセリングを利用するのも有効な手段です。
専門家はあなたの話を否定せずに受け止め、客観的な視点から解決の糸口を示してくれます。

自治体の子育て支援やベビーシッターを積極的に活用する

育児の負担を物理的に減らすためには、外部のサービスを積極的に利用することが効果的です。
多くの自治体では、一時的に子どもを預かってくれる「一時保育」や、家事や育児のサポートをしてくれる「ファミリー・サポート・センター」などの支援事業を行っています。

また、民間のベビーシッターや家事代行サービスを利用して、自分一人の時間や夫婦の時間を確保することも、精神的なリフレッシュにつながります。
お金がかかることにためらいを感じるかもしれませんが、心の健康を保つための必要経費と割り切ることも大切です。

大変なだけじゃない!高齢出産だからこそ得られる3つのメリット

高齢出産にはこれまで述べてきたような困難な側面がある一方で、年齢を重ねているからこそ得られるメリットも数多く存在します。

若い頃の出産とは異なり、経済的、精神的な基盤が安定している中で子育てをスタートできるのは大きな強みと言えるでしょう。大変なことばかりに目を向けるのではなく、高齢出産ならではの利点を認識することで、より前向きな気持ちで育児に取り組むことができます。ここでは、高齢出産だからこそ得られる3つのメリットを紹介します。

経済的な基盤が安定している中での子育て

高齢で出産する場合、20代の頃に比べてキャリアを積んでおり、収入や貯蓄額が多い傾向にあります。
経済的な基盤が安定しているため、子どもの教育や習い事などにお金をかけやすく、選択肢の幅が広がります。

また、お金の心配が少ないことは、精神的な余裕にも直結します。
経済的な不安から夫婦喧嘩になったり、子育てに集中できなかったりする状況を避けやすくなるのは、大きなメリットです。
計画的に資産形成をしてきたことで、ゆとりのある子育てを実現できる可能性が高まります。

豊富な人生経験からくる精神的な余裕

若い頃に比べてさまざまな社会経験を積んでいるため、物事を多角的に捉える力が養われています。
育児中に予期せぬトラブルが起きても、これまでの経験を生かして冷静に対処できることが多いでしょう。

また、自分自身の価値観が確立されているため、周囲の情報に振り回されたり、他人と比較して落ち込んだりすることが少なくなります。
良い意味で他人の目を気にせず、自分たちの家庭に合った子育てのスタイルを築きやすいのも、人生経験豊富な高齢出産ならではの強みです。

若い頃よりも落ち着いて子どもと向き合える

若い頃は、仕事や友人付き合い、趣味など、自分自身のやりたいことにエネルギーを注ぎがちです。

一方、年齢を重ねてからの出産では、ある程度自分の人生が落ち着き、腰を据えて子どもと向き合う時間を大切にできるという側面があります。精神的に成熟しているため、感情的に子どもを叱りつけるのではなく、子どもの気持ちに寄り添い、じっくりと話を聞いてあげることができます。子ども一人ひとりの個性やペースを尊重しながら、穏やかな気持ちで成長を見守れるのは、高齢出産ならではの素晴らしい点です。

高齢出産に関するよくある質問

高齢での妊娠出産を考えたとき、多くの人が共通の疑問や不安を抱えるものです。
ここでは、高齢出産に関して特によく寄せられる質問とその回答をまとめました。

医学的なリスクから日々の生活の悩みまで、専門的な知見や具体的な対策を知ることで、漠然とした不安を解消する手助けとなるでしょう。

Q1. 高齢出産だと子どもに障害が見つかる可能性は高まりますか?

はい、母親の年齢が上がると、ダウン症候群などの染色体異常が発生する確率は統計的に高くなります。
例えば、ダウン症候群の子どもが生まれる確率は、25歳で1/1250であるのに対し、35歳で1/378、40歳では1/106と上昇します。

ただし、これはあくまで確率の問題であり、高齢出産だからといって必ずしも障害が見つかるわけではありません。

Q2. 育児中の体力的なしんどさを乗り切るためのコツはありますか?

完璧を目指さず、意識的に手を抜くことが最も重要です。
食事はミールキットやネットスーパーを活用し、掃除はロボット掃除機に任せるなど、家電や外部サービスを積極的に頼りましょう。

また、子どもが昼寝をしている時間に一緒に体を休めるなど、こまめに休息をとり、自分の体力を温存することを最優先に考えてください。

Q3. 周囲から「おばあちゃんみたい」と言われないか不安です。どうすればいいですか?

大切なのは、年齢を気にしすぎず、自分らしく堂々と過ごすことです。
清潔感のある服装やヘアスタイルを心がけるだけでも、印象は大きく変わります。

また、他の保護者と話す際は、子どもの話題など共通の関心事を見つけると、年齢差を感じさせずにコミュニケーションがとりやすくなります。
周囲の目を過度に意識しないことも大切です。

まとめ

高齢出産には、体力的な負担や経済的な懸念、周囲との関係性における悩みなど、後悔につながりやすい側面が存在します。
しかし、それらの困難は事前の準備や周囲のサポート、考え方次第で乗り越えることが可能です。
また、経済的・精神的な安定といった、年齢を重ねたからこそ得られるメリットも確かに存在します。

一人で悩みを抱え込まず、利用できるサービスを積極的に活用しながら、自分たちらしい子育ての形を見つけていくことが重要です。

この記事の監修者

成澤佳希

成澤 佳希

錦糸町はり灸院 院長

日本健康医療専門学校卒業後、株式会社ブレイシングに入社。
系列院の本八幡鍼灸院で7年勤務した後、錦糸町はり灸院に異動。
現在は勤務10年目となり、錦糸町はり灸院の院長として従事。
不妊、男性不妊、自律神経症状などの幅広く貢献している。

《資格》

はり師、きゅう師

《経歴》

日本健康医療専門学校

錦糸町はり灸院

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