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【鍼灸師が解説】PMSの胸の張り・痛みの治し方と効果的なツボ

公開日:2026.03.31 更新日:2026.03.31

生理前になると決まって胸が張って痛い、服が擦れるだけでも不快に感じることはありませんか。
その症状はPMS(月経前症候群)かもしれません。
この記事では、鍼灸師の視点から、PMSによるつらい胸の張りや痛みの原因を解説します。

さらに、自分で手軽にできるツボ押しや生活習慣の改善といったセルフケア方法から、体質改善を目指す鍼灸治療まで、具体的な治し方を紹介します。

もしかしてPMS?生理前に胸が張って痛くなる原因とは

生理前に胸が張って痛くなるのは、PMSの代表的な症状の一つです。
この主な原因は、女性ホルモンの急激な変動にあります。
排卵後から生理前にかけては、「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の分泌が活発になります。

プロゲステロンには乳腺を発達させる働きや、体内に水分を溜め込む作用があるため、胸が張ったり、痛みを感じたり、むくみやすくなったりします。
ホルモンバランスの乱れが、不快な症状を引き起こすのです。

【セルフケア】自分で押せる!PMSの胸の張りに効くツボ3選

つらい胸の張りを少しでも早く和らげたい時には、セルフケアでツボを押すのが効果的です。
東洋医学では、心と体の不調は「気」と「血」の流れの滞りが原因と考えられています。
ツボを刺激することで気血の巡りを整え、ホルモンバランスの乱れや自律神経の不調を改善し、症状の緩和が期待できます。

ここでは、PMSの胸の張りに特に効果的な3つのツボを紹介します。
リラックスできる環境で、心地よいと感じる強さで試してみてください。

ストレスやイライラを緩和する「壇中(だんちゅう)」

「壇中」は、胸の痛みや息苦しさ、精神的なストレスを和らげる効果が期待できるツボです。
場所は、左右の乳頭を結んだ線の真ん中にあります。
胸のまん中にある骨の上で、押すと少し痛みを感じる部分です。
探し方は、体の中心線上で、第四肋骨の高さが目安となります。

押し方は、人差し指か中指の腹をツボに当て、ゆっくりと息を吐きながら5秒ほど優しく押しましょう。
これを数回繰り返します。
ストレスによる気の滞りを解消し、胸周りの緊張をほぐすのに役立ちます。

血の巡りを改善して痛みを和らげる「血海(けっかい)」

「血海」は、その名の通り血の巡りに深く関係するツボで、血行を促進して痛みを和らげる働きがあります。
生理痛や生理不順、冷え性など、婦人科系の症状全般に用いられます。
場所は、膝のお皿の内側の角から、指3本分ほど上に上がったところにあります。

押すと少し響くような痛みを感じるかもしれません。
押し方は、椅子に座り、両手の親指を重ねてツボに当て、ゆっくりと体重をかけるように5秒ほど押します。
これを数回繰り返すことで、下半身の血流が改善され、体全体の巡りが良くなります。

ホルモンバランスを整える「三陰交(さんいんこう)」

「三陰交」は、婦人科系の万能ツボとして知られ、ホルモンバランスを整える効果が非常に高いとされています。
胸の張りだけでなく、生理痛、冷え、むくみ、更年期障害など、女性特有のさまざまな不調にアプローチできます。
場所は、足の内くるぶしの一番高いところに小指を置き、そこから指4本分上に上がった骨の際にあります。

押し方は、親指の腹をツボに当て、骨に向かって心地よい強さで5秒ほどじっくりと押します。
これを数回繰り返してください。
継続的に刺激することで、体質改善にもつながります。

今日から実践できる!ツボ押し以外のPMS緩和セルフケア

ツボ押しとあわせて、日常生活に簡単なセルフケアを取り入れることで、pmsの症状はより緩和されやすくなります。
pmsは生活習慣の乱れによって悪化することもあるため、食事や運動、体を温める習慣などを意識することが根本的な改善につながります。

ここでは、誰でも今日から始められる具体的なセルフケア方法を3つ紹介します。
無理のない範囲で、自分のライフスタイルに合わせて取り入れてみてください。

体を温めてつらい症状を軽くする

体の冷えは血行不良を招き、pmsのさまざまな症状を悪化させる原因となります。
特に下腹部や腰回りが冷えると、骨盤内の血流が滞り、胸の張りや腹痛が強くなることがあります。
体を内側と外側から温めることを意識しましょう。

具体的な方法としては、38~40℃程度のぬるめのお湯にゆっくりと浸かる、腹巻きやカイロを活用してお腹や腰を温める、温かいハーブティーや生姜湯などを飲むといったことが挙げられます。
シャワーだけで済ませず、湯船に浸かる習慣をつけるのがおすすめです。

簡単なストレッチで血行を促進する

長時間のデスクワークや同じ姿勢が続くと、筋肉が硬直し血行が悪くなります。
これがpmsの症状を助長する一因にもなり得ます。
簡単なストレッチを取り入れて、体の緊張をほぐし、血の巡りを良くしましょう。

特におすすめなのが、胸や肩甲骨周りのストレッチです。
両腕を背中で組んで胸を大きく開いたり、椅子に座ったまま肩をゆっくり回したりするだけでも効果があります。
血行が促進されることで、胸の張りや痛みが和らぐだけでなく、気分転換やストレス解消にもつながります。

胸の張りを悪化させないための食事法

生理前の食生活は、胸の張りをはじめとするPMSの症状に大きく影響します。
症状を悪化させる可能性があるカフェインやアルコール、塩分や糖分の多い食べ物は、できるだけ控えるように心掛けましょう。
これらは体を冷やしたり、むくみを助長したりすることがあります。

反対に、積極的に摂りたいのは、女性ホルモンと似た働きをするイソフラボンが豊富な大豆製品や、血行を促進するビタミンEを含むナッツ類、アーモンドなどです。
バランスの良い食事を意識することが、症状の緩和につながります。

根本改善を目指すなら鍼灸治療という選択肢も

セルフケアを続けてもなかなか症状が改善しない場合や、毎月のつらい不調を根本から見直したいと考えているなら、鍼灸治療を選択肢の一つとして検討する価値があります。
東洋医学に基づく鍼灸治療は、痛みなどの表面的な症状を和らげるだけでなく、症状を引き起こしている体質そのものにアプローチします。
薬に頼りすぎず、自分自身の体が持つ自然治癒力を高めながら、心と体のバランスを整えていくことを目指します。

鍼灸がPMSの不調にアプローチできる仕組み

鍼灸治療がPMSの不調に効果的なのは、全身の気血の巡りを整え、自律神経やホルモンバランスに働きかけることができるためです。
鍼や灸で特定のツボを刺激すると、滞っていた気血の流れがスムーズになります。
血行が促進されることで、胸の張りや痛み、頭痛、腰痛といった身体的な苦痛が緩和されます。

また、自律神経のバランスが整うことで、イライラや気分の落ち込みといった精神的な症状も落ち着きやすくなります。
体の内側から調和を取り戻し、不調が起こりにくい状態へと導くのが鍼灸治療の仕組みです。

鍼灸院での具体的なPMS治療の流れ

鍼灸院での治療は、まず丁寧なカウンセリングから始まります。
現在の症状だけでなく、生理周期、食事や睡眠、仕事の状況といった生活習慣全般について詳しく話を伺います。
その後、舌の状態をみる「舌診」や脈に触れる「脈診」、お腹を触る「腹診」といった東洋医学的な診察法を用いて、その人の体質や不調の原因を探ります。

これらの情報をもとに、一人ひとりに合ったオーダーメイドの治療方針を立て、最適なツボを選んで施術を行います。
施術後には、今後の治療計画や自宅でできるセルフケアについてのアドバイスも行います。

効果を実感するための適切な通院頻度と期間の目安

鍼灸治療の効果の現れ方には個人差がありますが、体質を根本から改善していくためには、ある程度の期間、継続して通院することが重要です。
一般的には、症状が強く出ている最初の1~2ヶ月は、週に1回程度のペースで通うのが理想的です。
その後、症状が安定してきたら、2週間に1回、月に1回と、体の状態に合わせて徐々に頻度を減らしていきます。

多くの場合、3ヶ月ほど治療を続けると体質の変化や症状の改善を実感しやすくなります。
生理周期に合わせて治療計画を立てることで、より効果的なアプローチが可能です。

PMSの胸の張りに関するよくある質問

ここでは、pmsによる胸の張りに関して、多くの人が抱く疑問についてお答えします。
症状が続く期間や病院を受診する目安、鍼灸治療の安全性など、気になる点を確認して不安を解消しましょう。

Q1. PMSによる胸の張りはいつからいつまで続きますか?

一般的に、排卵後から生理が始まるまでの「黄体期」と呼ばれる約2週間、症状が続くことが多いです。

胸の張りは生理が始まると女性ホルモンの分泌量が変化するため、自然に解消されることがほとんどです。

症状が現れる時期や期間、強さには個人差があります。

Q2. 胸の張り以外にどのような症状があったら病院を受診すべきですか?

日常生活に支障をきたすほどの気分の落ち込みやイライラ、ひどい頭痛や腹痛がある場合は、婦人科や心療内科の受診を検討してください。
胸の張りに加えて、しこりを感じたり、乳頭から分泌物が出たりする場合には、乳腺外科など専門医の診察が必要です。

Q3. 鍼灸治療に痛みや副作用はありますか?

治療に用いる鍼は髪の毛ほどの細さのため、痛みを感じることはほとんどありません。
副作用の心配も基本的に不要ですが、体質やその日の体調により、まれに内出血や一時的なだるさを感じることがあります。

これらは数日で自然に消える一時的な反応です。

まとめ

生理前のつらい胸の張りは、PMSのサインかもしれません。
この記事では、自分で押せる効果的なツボをはじめ、体を温める、ストレッチを行う、食事を見直すといったセルフケア方法を紹介しました。
これらの対策で症状が和らぐことも多いですが、根本的な体質改善を目指すなら鍼灸治療も有効な選択肢です。

セルフケアと専門的な治療をうまく組み合わせ、自分に合った方法でPMSによる不調を乗り切りましょう。

 

 

錦糸町はり灸院のHPです。

この記事の監修者

成澤佳希

成澤 佳希

錦糸町はり灸院 院長

日本健康医療専門学校卒業後、株式会社ブレイシングに入社。
系列院の本八幡鍼灸院で7年勤務した後、錦糸町はり灸院に異動。
現在は勤務10年目となり、錦糸町はり灸院の院長として従事。
不妊、男性不妊、自律神経症状などの幅広く貢献している。

《資格》

はり師、きゅう師

《経歴》

日本健康医療専門学校

錦糸町はり灸院

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