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咳止めに効くツボ【即効】手のひら・足裏など今すぐ押せる場所

公開日:2025.12.27 更新日:2025.12.27

咳止めに効くツボを解説します。

風邪や気管支の不調などで咳が止まらない時、薬が手元にない状況や、薬に頼りたくない場面で役立つのが咳止めのツボです。
人間の体には咳の症状を和らげる効果が期待できるツボが点在しており、特に手のひらや腕にあるツボは、外出先でも気軽に押せるため覚えておくと便利です。

この記事では、つらい咳を止めるツボの具体的な場所や正しい押し方、注意点について詳しく解説します。

いますぐ押せる!咳止めに即効性が期待できる手のツボ

手のツボは、移動中や仕事中など、場所を選ばずに押しやすいのが大きなメリットです。
咳を止める効果が期待でき、即効性を求める場合にも役立つとされる経穴が腕や手のひらに集中しています。

急な咳の発作でつらい時に、すぐに実践できる手の代表的なツボを2つ紹介します。

肘の内側にあり咳を鎮める「尺沢(しゃくたく)」

尺沢(しゃくたく)は、腕の肘の内側、力こぶを作る筋肉の太い腱の外側に位置するツボです。
肘を軽く曲げたときにできる横じわの上にあり、押すと痛みを感じる場所が目安となります。

このツボは呼吸器系の不調に効果があるとされ、特に激しい咳や喉の痛みを鎮める働きが期待できます。
反対の手の親指で、痛みを感じつつも心地よい程度の強さでゆっくりと5秒ほど押して離す動作を数回繰り返すと良いでしょう。

手首の親指側に位置する「太淵(たいえん)」

太淵(たいえん)は、手首の親指側にあるツボで、手首の関節のしわの上で、動脈が拍動している部分のくぼみに位置します。
ここは肺の機能を整える作用があるとされ、呼吸器系の症状全般に効果が期待できます。
風邪のひきはじめの咳や、痰が絡むような咳にも有効です。

反対の手の親指をツボに当て、心地よいと感じる程度の強さで円を描くように刺激したり、ゆっくりと指圧したりするのがおすすめです。

つらい咳の症状を和らげる首・胸・背中のツボ

首や胸、背中にも咳を和らげる重要なツボが集中しています。
これらの部位は、呼吸器に直接働きかけることができるため、特に頑固な咳や息苦しさを伴う症状の緩和に役立ちます。

自宅でのリラックスタイムや就寝前に、ゆっくりとケアすることで呼吸が楽になる効果が期待できます。

喉の不快感にアプローチする「天突(てんとつ)」

天突(てんとつ)は、左右の鎖骨の中心にあるくぼみに位置するツボです。
喉のすぐ下にあり、咳や喘息、喉の痛みや不快感を和らげる効果が高いことで知られています。

このツボを刺激する際は、指を真下に向かって強く押しすぎないように注意が必要です。
人差し指の腹をくぼみに引っ掛けるように当て、体の中心に向かって優しく、ゆっくりと圧をかけるのがポイントです。
咳の発作が起きた時に押さえると、症状が和らぎやすくなります。

鎖骨の下にあり呼吸を楽にする「中府(ちゅうふ)」

中府(ちゅうふ)は、腕の付け根と胸の間、鎖骨の外側から指1本分ほど下にあるくぼみに位置するツボです。
押すと少し痛みを感じる場所が目安です。

このツボは呼吸器系の中心的な役割を持つとされ、気管支の不調を整え、咳や痰、息苦しさを緩和する効果が期待できます。
特に、長引く咳や胸のつかえ感がある場合に有効です。
親指で心地よい程度の圧を加えながら、ゆっくりと5秒ほど押し、それを数回繰り返すと呼吸が楽になります。

喘息のような咳に効果的な「定喘(ぜんそく)」

定喘(ていぜん)は、首の後ろの付け根にあるツボです。
頭を前に倒したときに首の後ろに最も大きく突き出る骨(第7頸椎)のすぐ下から、左右に指1本分ほど外側に位置します。

その名の通り、特に喘息のようなゼーゼー、ヒューヒューという音を伴う激しい咳や呼吸困難を鎮める効果が期待されるツボです。
中指や人差し指で、少し強めに押して刺激すると良いでしょう。
自分では押しにくい場所なので、誰かに押してもらったり、ツボ押しグッズを活用したりするのもおすすめです。

痰が絡む咳や就寝時におすすめの足のツボ

足には全身の不調を整えるツボが数多く存在し、咳の症状緩和にも役立ちます。
特に、痰が絡む湿った咳や、夜になるとひどくなる咳で眠れない場合には、足のツボを刺激することで体が温まり、症状が和らぐことがあります。

リラックス効果も高いため、お風呂上がりや寝る前のケアとして取り入れるのがおすすめです。

足裏にある万能のツボ「湧泉(ゆうせん)」

湧泉(ゆうせん)は、足の裏の中央よりやや指寄りに位置し、足の指を内側に曲げたときに最もくぼむ場所にあります。
生命エネルギーが泉のように湧き出る場所とされ、疲労回復や冷え性の改善など、さまざまな効果が期待できる万能のツボとして知られています。

体の元気を補うことで喉の不調を整え、咳を鎮める働きも期待できます。
両手の親指を重ねて、息を吐きながらゆっくりと圧を加えて刺激すると効果的です。

痰を切れやすくするすねのツボ「豊隆(ほうりゅう)」

豊隆(ほうりゅう)は、膝のお皿の外側と外くるぶしを結んだ線の中間点に位置するツボです。
すねの骨の外側にある筋肉が盛り上がった場所にあります。
このツボは体内の余分な水分や痰を取り除く働きがあるとされ、特に痰が絡むゴホゴホという咳に効果的です。

親指で少し強めに、痛みを感じるくらいの力で円を描くように刺激すると良いでしょう。
痰の切れを良くし、呼吸を楽にする助けとなります。

ツボ押しの効果を最大限に引き出す正しい押し方のコツ

ツボ押しの効果を高めるためには、ただ闇雲に押すのではなく、正しい方法で刺激することが重要です。
適切な強さやリズム、呼吸を意識することで、より深くツボにアプローチし、咳を和らげる効果を引き出すことができます。

これから紹介する基本的なコツをマスターして、日々のセルフケアに取り入れてみましょう。

「痛気持ちいい」と感じる強さで刺激する

ツボを押す際の強さは、「痛気持ちいい」と感じる程度が最適です。
強すぎると筋肉を傷つけたり、逆にもみ返しが起きたりする原因になります。

逆に弱すぎると、十分な刺激が伝わらず効果が半減してしまいます。
指の腹を使い、垂直にゆっくりと圧を加えていき、自分が最も心地よいと感じるポイントを探しながら刺激の強さを調整することが大切です。
無理に痛みを感じるまで押す必要はありません。

息を吐きながら5秒かけてゆっくり押すのがポイント

ツボ押しは呼吸と連動させることで、リラックス効果が期待でき、刺激が伝わりやすくなると言われています。基本的な指圧の方法としては、一般的に息をゆっくりと吐きながらツボに圧を加え、息を吸いながらゆっくりと力を抜いていく方法があります。この一連の動作は、繰り返し行うことが推奨されます。指の腹を使い、安定した圧をかけることを意識すると良いでしょう。

安全にツボ押しを行うために知っておきたい注意点

ツボ押しは手軽にできるセルフケアですが、体の状態によっては避けるべき場合や注意が必要なケースがあります。
安全に実践するためにも、食後や飲酒時、妊娠中などのタイミングや症状が長引く場合の対処法について正しく理解しておくことが重要です。

飲酒後や満腹時のツボ押しは控える

飲酒後や満腹時は、ツボ押しを避けるべきタイミングです。
アルコールが体内に入ると血行が良くなっていますが、そこにツボ押しでさらに血流を促進すると、心臓に負担がかかったり、気分が悪くなったりする可能性があります。

また、食後は消化のために血液が胃腸に集中しているため、ツボ押しで血流を乱すと消化不良を起こすことがあります。
食後少なくとも1時間は空けてから行うようにしましょう。

妊娠中の場合は事前に専門家へ相談する

妊娠中はホルモンバランスの変化により体がデリケートな状態にあり、ツボの中には子宮の収縮を促すなど、刺激を避けるべきものが存在します。
自己判断でツボ押しを行うと、体に思わぬ影響を及ぼす可能性があります。

特に足首周りやお腹、腰にあるツボは注意が必要です。
咳がつらい場合でも、まずはかかりつけの医師や、妊婦への施術経験が豊富な鍼灸師などの専門家に相談し、安全な方法について指導を受けるようにしてください。

長引く咳や悪化する症状は病院で診てもらう

ツボ押しは、症状を一時的に和らげる対症療法としての側面に加え、近年の研究では神経ネットワークへの作用、血流増加、脳内の鎮痛物質分泌といった科学的なメカニズムが解明されつつあります。西洋医学と東洋医学を組み合わせたアプローチにより、根本治療の一環としても期待されています。

2週間以上咳が続く場合や、発熱、呼吸困難、胸の痛みなどを伴う場合は、単なる風邪ではない可能性があり、肺炎、喘息、あるいはその他の病気が隠れていることも考えられます。

症状が悪化したり、改善が見られなかったりする際には、自己判断で対処を続けず、早めに呼吸器内科などの医療機関を受診してください。

咳止めのツボに関するよくある質問

咳への対処法として知られるツボについて、よくある疑問にお答えします。期待できるツボや、夜間のつらい咳への活用法、子どもへのツボ押しの注意点など、実践する上での具体的なポイントをQ&A形式でまとめました。なお、ツボ押しは補助的なケアであり、効果には個人差があります。高熱や血痰を伴う咳、数週間続く咳がある場合は、医療機関の受診を検討してください。小児へのツボ押しは、専門家への相談の上、強い刺激を避けて軽く行うことが推奨されます。

Q1. 特に即効性が高いと言われるツボはどこですか?

喉のすぐ下にある「天突(てんとつ)」は、咳の発作が起きた際に押さえることで症状を鎮める即効性が期待できるツボとして知られています。
気道に直接働きかけるため、激しい咳や喉のイガイガ感を素早く和らげる効果があるとされています。

Q2. 夜中の咳がひどくて眠れない時に効くツボはありますか?

夜中の咳には、肘にある「尺沢(しゃくたく)」や、喉の近くの「天突(てんとつ)」がおすすめです。
これらのツボは呼吸を楽にし、喉の炎症を鎮める効果が期待できます。

リラックスしてゆっくり押すことで、高ぶった神経を落ち着かせ、眠りにつきやすくする助けにもなります。

Q3. 子どもの咳に対してツボ押しをしても問題ありませんか?

子どもへのツボ押しは、大人と同じ強さで行うのは避けてください。
皮膚や体が未発達なため、強い刺激は負担になります。
優しくさすったり、なでたりする程度の軽い刺激でも効果は期待できます。

小児鍼のように、専用の道具で軽く触れるだけでも十分なので、心地よい範囲で行いましょう。

まとめ

咳止めのツボは、つらい症状を緩和するための有効なセルフケア手段の一つです。
今回紹介したツボを日々の生活に取り入れることで、咳の不快感を和らげることができます。

ただし、ツボ押しはあくまで補助的なケアであり、症状が長引く場合は専門の医療機関を受診することが重要です。
また、より専門的なアプローチを求める場合は、鍼灸院などで鍼(はり)やお灸による施術を受けることも選択肢となります。

この記事の監修者

成澤佳希

成澤 佳希

錦糸町はり灸院 院長

日本健康医療専門学校卒業後、株式会社ブレイシングに入社。
系列院の本八幡鍼灸院で7年勤務した後、錦糸町はり灸院に異動。
現在は勤務10年目となり、錦糸町はり灸院の院長として従事。
不妊、男性不妊、自律神経症状などの幅広く貢献している。

《資格》

はり師、きゅう師

《経歴》

日本健康医療専門学校

錦糸町はり灸院

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