錦糸町はり灸院の不妊治療とは？

一般的にはホルモンバランスが崩れた際に特定のホルモン値を上げるために薬を使って治療していきます。薬の力を使って強制的にホルモン分泌をさせて体に負担をかけながら卵を大きくする、子宮内膜を育てる、などの調整をかけるのが一般的です。しかし薬には副作用があります。卵を育てるためのホルモン剤には内膜を薄くさせるものもあったり、だるさなど身体症状が出る事があります。

当院の施術方法は、薬を一切使わないコンビネーション治療で子宮や卵巣などの働きや、ホルモンバランスなどを整えます。鍼以外にレーザー療法、骨格調整、よもぎ蒸しなどのご用意があり、主に自律神経の中枢である視床下部と、仙骨付近にある仙骨神経の副交感神経幹に直接アプローチをしていきます。

鍼灸治療の効果をご紹介します。

治療を通して血管を拡張して通り道を広げたり、血液の質を改善して血流を促進したり、骨格の歪みやリンパの滞りのある部位の調整をしたりすることで冷えや自律神経のバランスが整っていきます。お身体が改善していくと冷えなど自覚しやすい所の変化もわかるようになっていきます。サーモグラフィーで見ても変化が明らかです。

不妊の原因とは？

排卵・卵管・子宮に不妊の原因がある場合

排卵の異常

排卵異常の場合は毎月の生理が順調に来なくなり、周期が乱れやすくなる可能性があります。排卵は、脳の視床下部、脳下垂体、卵巣がお互いにうまく連携することで起こります。３つの内、どこかに問題があると排卵異常となります。また視床下部は大脳皮質の影響を受けるので、強いストレスや感情の起伏によっても無排卵の原因となります。排卵の異常は、女性の不妊原因としては2番目に多いものになります。

卵管に異常がある場合

卵管は排卵した卵をキャッチするために、非常に繊細な動きをしています。周囲に癒着などがあると、たちまち機能が低下してしまいます。卵管の異常が進むと、卵管の幅が狭くなる「卵管狭窄」や卵管がつまって「卵管閉塞」という状態になります。卵管による不妊症の原因としては、卵管炎や子宮内膜症などがあります。子宮腺筋症や卵巣チョコレート嚢胞も、子宮内膜症の一種となります。卵管の異常は、女性の不妊原因の中で最も多いものになります。

子宮に異常がある場合

子宮内に異常があると受精卵が着床しにくい、赤ちゃんが育ちにくい、流産を繰り返すなど妊娠を考えた際に、不都合が生じてしまいます。子宮の異常としては、生まれつき子宮の形に異常があったり、傾きがあったり、子宮筋腫があったり、子宮内の癒着などあったり、という原因が考えられます。

不妊クリニックの治療と鍼灸治療の併用について

不妊治療クリニックと不妊鍼灸治療の併用は、相乗効果が期待できるとして注目されています。

1. 東洋医学と西洋医学が合わさった多角的な不妊治療が出来る
鍼灸治療で補える項目がある：不妊治療クリニックで行われる体外受精（IVF）や人工授精（AIH）といった西洋医学的治療は、卵子や精子の質、子宮の状態など、身体全体のバランスを整えるという観点では限界があります。鍼灸治療は、東洋医学に基づき、体の「気」「血」「水」のバランスを整え、自然治癒力を高めることを目的とします。これにより、西洋医学ではアプローチしにくい部分を補い、妊娠しやすい体づくりをサポートします。
2. 体質改善と妊娠率向上への寄与
①血流改善: 鍼灸治療は、子宮や卵巣への血流を改善する効果が期待できます。血流が良くなることで、卵胞の発育促進、子宮内膜の厚さの改善、着床環境の最適化につながると考えられています。
②ホルモンバランスの調整: ストレスや冷えなどによって乱れがちなホルモンバランスを整える作用も期待されます。これにより、排卵障害の改善や黄体機能不全のサポートにつながる可能性があります。
③自律神経の安定: 不妊治療は精神的なストレスが大きいものです。鍼灸治療は、自律神経のバランスを整え、心身のリラックスを促す効果があります。ストレスの軽減は、ホルモン分泌にも良い影響を与え、妊娠しやすい体質へと導きます。
3. 副作用の軽減と心身のリラックス
①薬の副作用緩和: 不妊治療で使用されるホルモン剤は、時に吐き気、頭痛、気分の落ち込みなどの副作用を伴うことがあります。鍼灸治療は、これらの副作用を軽減する効果が期待できます。
②ストレス軽減: 採卵や胚移植といった治療は、心身に大きな負担をかけます。不妊鍼灸治療は、リラックス効果が高く、治療中の不安やストレスを和らげるのに役立ちます。精神的な安定は、治療を継続する上で非常に重要です。
4. 妊娠後のサポートも鍼灸治療で出来ます
①つわりやマイナートラブルの軽減: 妊娠が成立した後も、鍼灸治療はつわりやむくみ、腰痛といった妊娠中のマイナートラブルの軽減に役立つことがあります。
②安産への期待: 血流改善や自律神経の安定は、安産にもつながると考えられています。

実は、クリニックの検査ではわからない事は沢山あります。その一つが、骨盤の歪みによる子宮と卵巣の構造的ストレスです。妊活において大切になってくるのが骨盤内腔の生殖器です（子宮　卵巣　精巣など）これらの生殖器は骨盤の骨や筋肉にくっついて固定されているわけではなく靭帯でくっついているだけで宙に浮いて非常に不安定な状態です。

この生殖器のある骨盤自体が傾いたり捻れたりしてしまうことで、子宮や卵巣自体も共倒れで傾いてしまい、構造的なストレスを常に受けている状態になってしまいます。この構造的ストレスとは、子宮や卵巣にかかる圧力や負荷の事です。さらに骨盤の歪みによって骨盤内の血流の低下が引き起こされるので、ストレスを常に受けている状態+栄養や酸素が貰えない状態になっているということになります。

当院独自のコンビネーション療法

鍼灸を基本として、オイルトリートメント・整体・活法・補助療法と、方法が豊富にあります。そのため、ひとりひとりに合わせたオーダーメイド施術を実践しています。たとえば同じ症状でも、その方その方で原因は違います。

なぜコンビネーション療法は大きな効果を発揮するのか？

はりで経絡（ツボ）刺激して免疫を活性化させて、酸素オイルトリートメントで筋肉の緊張をほぐし、整体で骨格の歪みを解消します。さらに補助療法で運動機能向上や精神的リラックス、デトックス（毒素排泄）を促します。 これらの方法を、その日のあなたの体の状態に合わせて、組み合わせて行なっていきます。そのため普通の鍼灸院や整体院よりも非常に高い効果が得られるのです。

当院では不妊治療に対してこのような方法でアプローチしていきます。

不妊治療に苦しむあなたへ

不妊治療は心身ともに負担がかかります。 お仕事をしながら時間を何とか作ってクリニックや鍼灸治療を受けて頂いていますよね。料金も決してお安くはないと思います。だからこそ妊娠という結果を一緒に作っていきたいです。あなたに寄りそって理解できるように私たちは国家資格だけではなく、カウンセリング能力を高めるためにプロの心理士や医師から教授頂き、学びを深めてきました。

妊娠され、皆さんの喜びを分かち合う瞬間、本当に鍼灸をやって良かったと思います。 あなたと喜び合える時間を過ごせることを願いお待ちしております。 文／成澤佳希（院長）