関節リウマチに間違われやすいブシャール結節について

こんばんは副院長の高野です。
本日は関節リウマチに間違われやすいブシャール結節についてお伝えいたします。
外傷性でなくいつの間にか指の第二関節が痛い場合、原因として考えます。
特にこの二つは間違われやすいので注意が必要です。

ブシャール結節とは以下のような特徴があります。

【原因】
・老化
・指の使い過ぎ
・ホルモンバランスの崩れ
・免疫低下
・甲状腺機能の異常

【初期症状】
違和感
痛み
こわばり

【特徴】
第二関節が痛くなります。
女性の発症が圧倒的に多いです。
水ぶくれができたりこぶ状に膨れ上がります。

関節リウマチとの違いです。

・ブシャール結節の痛みは、手指の第二関節のみ。リウマチの場合は、手首など他の部位にも症状が出ます。
・朝のこわばりはリウマチ特有の症状で、ブシャール結節では見られません。
・レントゲンで関節の破壊が確認できればリウマチ。骨棘が見られた場合はブシャール結節が疑われます。
・血液検査ではブシャール結節では異常はでませんが関節リウマチの場合は免疫異常を示します。
・発熱、倦怠感、貧血など、全身症状が現れるのはリウマチのみです。

上記の理由のように明らかな違いがあります。
ブシャール結節は、レントゲンを撮れば早期にわかります。
まずは、自己判断をせず医療機関への受診をお勧め致します。
最後までお読みいただきありがとうございました。