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妊娠9週目の流産確率は?9週の壁の原因と心拍確認後の割合

公開日:2026.01.08 更新日:2026.01.08

妊娠9週目の流産確率は?9週の壁の原因と心拍確認後の割合について解説します。

妊娠9週目は、お腹の赤ちゃんの重要な器官が作られる大切な時期ですが、「9週の壁」という言葉を聞いて不安になる方も多いかもしれません。
妊娠9週目の流産確率はどのくらいなのか、なぜこの時期に流産が判明しやすいのか、その原因と心拍確認後の割合について詳しく解説します。

9週を乗り越え、安心してマタニティライフを送るための情報をお伝えします。

妊娠9週目の流産確率は約5%|心拍確認後ならさらに低下

妊娠9週目における流産確率は、報告によって多少の差はありますが、おおよそ2%から5%程度とされています。
これは、妊娠全体の流産率が約15%であることを考えると、かなり低い数値です。

特に、妊婦健診で赤ちゃんの心拍が確認できた後の流産率はさらに低下し、3%以下になるというデータもあります。
心拍の確認は、赤ちゃんが順調に成長している証拠の一つであり、妊娠継続の可能性が非常に高いことを示しています。
そのため、心拍が確認できていれば、過度に心配する必要はありません。
しかし、確率がゼロになるわけではないため、体調の変化には引き続き注意を払う必要があります。

「妊娠9週の壁」とは?この時期に流産が判明しやすい理由

「妊娠9週の壁」とは、妊娠9週前後に流産と診断されるケースが多いために言われるようになった言葉です。
この時期は、妊婦健診で初めて心拍が確認できなかったり、それまで育っていた胎児の成長が止まってしまったりする稽留流産が判明しやすいタイミングと重なります。

なぜこの時期に流産が判明しやすいのか、その主な理由を3つの観点から解説します。

理由1:胎児の重要な器官が形成される大切な時期だから

妊娠初期、特に妊娠7週目から10週頃は、胎児の脳や心臓、手足といった重要な器官が急速に形成される「器官形成期」にあたります。
妊娠7週頃には心拍が確認できるようになり、9週目には胎芽から「胎児」と呼ばれるようになります。

この時期は細胞分裂が活発に行われ、非常に複雑でデリケートな過程をたどります。
この重要な器官形成の過程で何らかのトラブルが生じると、残念ながら胎児の成長が止まってしまうことがあります。
そのため、器官形成がほぼ完了するこの時期は、妊娠継続における一つの大きな節目とされています。

理由2:多くの流産の原因である染色体異常が判明しやすいから

妊娠12週未満に起こる早期流産の原因の多くは、胎児の染色体異常によるものです。
これは受精の段階で偶然起こるもので、母親の生活習慣や年齢とは直接関係ありません。

染色体異常を持つ受精卵の多くは、着床しなかったり、妊娠の早い段階で成長が止まってしまったりします。
妊娠9週頃は、胎児が急成長する時期であり、染色体異常によってそれ以上成長を続けることができない場合に、その問題が明らかになりやすいタイミングです。
妊婦健診で胎児の成長が停止している「稽留流産」として診断されることが多く、これが「9週の壁」と呼ばれる一因となっています。

理由3:母体のホルモンバランスが大きく変化し不安定だから

妊娠初期の母体は、妊娠を維持するためにhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)やプロゲステロンといったホルモンを活発に分泌しています。
妊娠9週頃は、これらのホルモン分泌の役割が卵巣(黄体)から完成しつつある胎盤へと移行していく重要な時期にあたります。

このホルモンの分泌源が切り替わる過程がスムーズに進まないと、一時的にホルモンバランスが不安定になり、妊娠の継続が難しくなることがあります。
つわりの症状が変化しやすいのも、このホルモンバランスの変動が影響していると考えられます。
母体の変化が胎児の成長に大きく関わるため、この時期は特に慎重な経過観察が求められます。

妊娠初期に起こる流産のほとんどは胎児側の原因

妊娠12週未満の早期流産について、多くの妊婦さんが「自分のせいかもしれない」と悩んでしまいますが、その原因のほとんどは受精卵の染色体異常など、胎児側にあります。

特に妊娠4週といった超初期からの妊娠継続は、胎児自身の生命力に大きく依存しています。
母親の行動が流産に直接影響することは極めて稀であり、自分を責める必要は全くありません。

母親の日常生活や行動が直接の原因になることは稀

妊娠初期の流産を聞くと、仕事で無理をしたから、運動したから、といった母親の日常生活や行動が原因だと考えてしまうかもしれません。
しかし、医学的には、妊娠2週目のようなごく初期を含め、12週未満の流産の原因が母親の行動にあることはほとんどないと考えられています。

受精卵が持つ生命力、つまり染色体などの遺伝情報に起因するものが大半です。
もちろん、喫煙や過度な飲酒、薬物の使用などは胎児に悪影響を及ぼす可能性がありますが、通常の日常生活を送っている中での流産は、誰にでも起こりうる偶発的なものと理解しましょう。

注意したい妊娠9週目の流産の兆候や症状

妊娠9週目は、つわりなどの体調変化も大きい時期ですが、中には流産の兆候を示す症状もあります。

ただし、これらの症状が必ずしも流産を意味するわけではなく、妊娠に伴う正常な変化である場合も少なくありません。
自己判断せずに、気になる症状があれば速やかにかかりつけの産婦人科に相談することが重要です。
ここでは注意したい代表的な症状を解説します。

鮮血や茶色のおりものなどの不正出血

妊娠初期の出血は比較的よく見られる症状ですが、流産の兆候である可能性も否定できません。
特に注意したいのは、生理の時のような鮮血や、レバー状の血の塊が混じる出血です。
出血量が多い場合や、腹痛を伴う場合は、切迫流産の可能性も考えられます。
また、茶色のおりもの(古い血液が排出されたもの)が少量続く場合も、念のため医師に相談しておくと安心です。

ただし、着床出血や絨毛膜下血腫など、流産とは直接関係のない原因による出血も多いため、出血があったからといって必ずしも流産というわけではありません。
冷静に状況を観察し、医療機関の指示を仰ぎましょう。

生理痛のような下腹部の痛みや継続的な張り

妊娠初期には、子宮が大きくなるにつれて下腹部にチクチクとした痛みや張りを感じることがあります。

これは生理的な変化によるものがほとんどです。
しかし、痛みが我慢できないほど強かったり、生理痛のようにギューッと締め付けられるような痛みが周期的・継続的に起こったりする場合は注意が必要です。
これは子宮が収縮しているサインかもしれず、流産が進行している可能性があります。
安静にしていても痛みが治まらない、出血を伴うといった場合は、すぐに医療機関に連絡してください。
痛みの感じ方には個人差があるため、いつもと違う強い痛みを感じたら、まずは相談しましょう。

つわりの症状が急に軽くなる・なくなる

つわりの症状は、妊娠を維持するhCGホルモンの分泌と関連していると考えられています。
そのため、流産によって胎児の成長が止まり、hCGの分泌が低下すると、これまであったつわりの症状が急に軽くなったり、完全になくなったりすることがあります。

しかし、つわりのピークは妊娠8〜10週頃と言われており、個人差が非常に大きいのが特徴です。
週数が進むにつれて自然と症状が和らぐことも多く、つわりが軽くなったからといって、すぐに流産と結びつくわけではありません。
他の症状(出血や腹痛)がなく、妊婦健診で赤ちゃんの成長が確認できていれば、心配しすぎる必要はありません。

「9週の壁」を乗り越えるために意識したい過ごし方

妊娠初期の流産の多くは胎児の染色体異常が原因であり、母親が何かをすることで直接予防できるものではありません。

しかし、妊娠6週目頃から続くつわりなどで心身ともに不安定なこの時期を穏やかに過ごすことは、母体の健康にとって非常に重要です。
ストレスを軽減し、健やかなマタニティライフを送るために、日々の生活で意識したいポイントを紹介します。

ストレスを溜めずリラックスできる環境を整える

妊娠初期は、ホルモンバランスの変化やつわり、流産への不安などから精神的に不安定になりやすい時期です。
過度なストレスは血行不良を招き、母体の免疫力低下にもつながる可能性があります。
直接的な流産の原因にはならなくとも、心身の健康を保つ上で良い影響はありません。

パートナーや家族に気持ちを話してサポートを求めたり、好きな音楽を聴いたり、読書をしたりするなど、自分が心からリラックスできる時間を作りましょう。
無理にポジティブでいようとする必要はありません。
不安な気持ちを認めつつ、ゆったりとした気持ちで過ごせる環境を整えましょう。

体を冷やさないように服装や食事を工夫する

体の冷えは血行不良を引き起こす原因の一つです。
血行が悪くなると子宮への血流も滞りやすくなり、妊娠を継続するための環境として最適とは言えません。

特に妊娠初期は基礎体温が高くなる一方で、つわりで食事が十分に摂れず、熱を生み出す力が弱まることもあります。
靴下や腹巻き、レッグウォーマーなどを活用して体を温めましょう。
また食事では温かいスープや飲み物を取り入れたり、ショウガなどの体を温める食材を意識的に摂取したりするのも効果的です。
シャワーだけで済ませず、ぬるめのお湯にゆっくり浸かる入浴も、リラックス効果と血行促進の両方が期待できます。

激しい運動は避け、無理のない範囲で過ごす

妊娠中の適度な運動は、体重管理や気分のリフレッシュに繋がりますが、妊娠初期は慎重に行う必要があります。
ジャンプしたり、お腹に強い衝撃が加わったりするような激しい運動や、転倒のリスクがあるスポーツは避けましょう。
心拍数が上がりすぎる長時間の運動も、体に負担をかける可能性があります。

一方で、全く動かないのも血行不良や体力低下の原因になります。
体調が良い日には、ウォーキングやマタニティヨガなど、無理のない範囲で体を動かすのがおすすめです。
基本的には、疲れを感じたらすぐに休み、普段の生活でも重いものを持つなどの体に負担のかかる動作は避けるように心がけてください。

少しでも異変を感じたら速やかに医師へ相談する

妊娠中は、普段とは違う体の変化に戸惑うことが多くあります。
出血や腹痛といった明らかな異常だけでなく、「何となくいつもと違う」「つわりが急になくなった気がする」といった些細な変化でも、不安に感じたら一人で抱え込まず、かかりつけの産婦人科に相談しましょう。

インターネットの情報だけで自己判断するのは危険です。
専門家である医師に相談することで、的確なアドバイスを得られ、不要な心配から解放されることもあります。
何も問題がなければ安心できますし、万が一対処が必要な場合でも、早期に発見することができます。
ためらわずに医療機関を頼ることが、自分と赤ちゃんを守る上で最も重要なことです。

妊娠9週以降はいつ安心できる?次の「12週の壁」について

「9週の壁」を無事に乗り越えると、流産のリスクは大きく減少しますが、完全に安心できるわけではありません。
妊娠初期のもう一つの節目として、「12週の壁」という言葉もよく聞かれます。

これは妊娠初期(12週未満)と中期(12週以降)の境目であり、流産率がさらに大きく低下するタイミングを指します。
ここでは、12週以降の流産リスクと、安定期について解説します。

妊娠12週を超えると流産のリスクは大幅に減少する

妊娠12週の壁を越えると、流産のリスクは1〜2%程度まで大幅に減少します。

これは、胎児の重要な器官形成がほぼ完了し、胎盤も安定してくるためです。
妊娠12週未満の流産を「早期流産」、12週以降22週未満の流産を「後期流産」と呼びますが、後期流産の頻度は早期流産に比べて格段に低くなります。
また、後期流産の原因は、早期流産で多い胎児の染色体異常ではなく、感染症や子宮の異常といった母体側の要因が増えてきます。
そのため、12週以降は妊婦健診の間隔も4週間に1回となることが一般的で、妊娠経過が順調である一つの目安とされています。

一般的に安定期と呼ばれるのは妊娠16週から

一般的に「安定期」と呼ばれるのは、妊娠中期にあたる妊娠16週(妊娠5ヶ月)以降です。
この時期になると、胎盤が完全に完成し、流産のリスクがさらに低くなります。
また、多くの人でつわりの症状が治まり、体調が安定してくるため、心身ともに過ごしやすくなります。

ただし、安定期に入ったからといって、全くリスクがなくなるわけではありません。
切迫早産や妊娠高血圧症候群など、妊娠中期以降に起こりやすいトラブルもあります。
無理をせず、定期的な妊婦健診を受けながら、引き続き体調管理に気をつけてマタニティライフを送りましょう。

妊娠9週目の流産に関するよくある質問

ここまで妊娠9週目の流産確率や原因について解説してきましたが、ほかにも気になる点があるかもしれません。
ここでは、妊娠9週目の流産に関して特によく寄せられる質問とその回答をまとめました。

不安な気持ちを少しでも解消するための参考にしてください。

Q1.心拍確認後に流産する確率はどのくらいですか?

妊娠9週頃に心拍が確認できた後の流産確率は、複数の情報源によると3%から12%とされています。心拍確認は、赤ちゃんが順調に成長している兆候であり、妊娠継続の可能性が非常に高いことを示します。ただし、確率はゼロではないため、体調の変化には引き続き注意が必要です。

Q2.「9週の壁」を乗り越えれば、もう安心できますか?

9週の壁を越えると流産率は大きく下がりますが、完全な安心には至りません。
次の節目は12週の壁で、これを越えると流産率はさらに1〜2%まで低下します。

一般的に安定期と呼ばれる16週までは、引き続き慎重に過ごすことが推奨されます。

Q3.流産を予防するために特別なことはした方がいいですか?

妊娠初期の流産の多くは胎児の染色体異常が原因のため、母親が特別なことをして予防することはできません。

自分を責めず、ストレスを溜めない生活が大切です。
体を冷やさず、バランスの取れた食事と十分な休息を心がけ、穏やかに過ごしましょう。

まとめ

妊娠9週目の流産確率は約5%であり、心拍確認後にはさらに低下します。
「9週の壁」とは、胎児の器官形成期と重なり、染色体異常による成長停止が判明しやすい時期であることから言われます。

初期流産の原因の大半は胎児側にあるため、母親が自身の行動を責める必要はありません。
不正出血や強い腹痛などの兆候があれば速やかに医療機関に相談し、それ以外は心身をリラックスさせ、体を冷やさない穏やかな生活を心がけてください。
妊娠12週を越えると流産リスクはさらに大幅に減少し、16週頃から安定期に入ります。

この記事の監修者

成澤佳希

成澤 佳希

錦糸町はり灸院 院長

日本健康医療専門学校卒業後、株式会社ブレイシングに入社。
系列院の本八幡鍼灸院で7年勤務した後、錦糸町はり灸院に異動。
現在は勤務10年目となり、錦糸町はり灸院の院長として従事。
不妊、男性不妊、自律神経症状などの幅広く貢献している。

《資格》

はり師、きゅう師

《経歴》

日本健康医療専門学校

錦糸町はり灸院

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