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外だしの妊娠率は約22%!失敗のリスクと正しい避妊法を解説

公開日:2026.01.03 更新日:2026.01.03

外だしの妊娠率は約22%!失敗のリスクと正しい避妊法を解説します。

外だし(膣外射精)は、避妊法として広く認識されている一方で、実際には失敗率が非常に高い方法です。
その妊娠率は約22%にも上り、4〜5組に1組のカップルが1年以内に妊娠する計算になります。
この記事では、外だしで妊娠してしまう医学的な理由、万が一の場合の対処法、そして今後は不安にならないための確実性の高い避妊方法について詳しく解説します。

外だし(膣外射精)の妊娠率は約22%|避妊に失敗する確率を解説

外だしは避妊法として確立されておらず、WHO(世界保健機関)のデータによると、1年間外だしを続けた場合の妊娠率は22%と報告されています。
これは、他の避妊法と比較して著しく高い数値です。

例えば、コンドームの一般的な使用での失敗率が18%、低用量ピルでは9%であることからも、外だしがいかに不確実であるかがわかります。
避妊効果を期待して行うには、極めてリスクの高い行為と言えます。

外だしで妊娠してしまう3つの医学的な理由

外だしをしても妊娠に至る可能性があるのは、単に射精のタイミングを誤るからだけではありません。
本人の意思ではコントロールできない医学的な理由が複数存在します。
たとえ1回の性行為であっても、これらの要因によって妊娠するリスクはゼロにはなりません。

ここでは、外だしが避妊として失敗する主な3つの理由を解説します。

理由1:射精前に分泌される我慢汁(カウパー腺液)に精子が含まれるため

射精前に性的興奮によって分泌される我慢汁(カウパー腺液)には、ごく微量の精子が含まれている可能性があります。
我慢汁は、尿道を潤滑にし、精子がスムーズに通過できるようにする役割を持ちますが、その際に尿道に残っていた精子が混じることがあります。
精子が含まれていないという研究報告もありますが、含まれる可能性は否定できず、この少量の精子によっても妊娠は成立します。

本人が射精をコントロールできたとしても、我慢汁の分泌は意識的に止められないため、妊娠のリスクが生じます。
万が一のリスクに備え、アフターピルの存在を知っておくことも重要です。

理由2:射精のタイミングを完璧にコントロールするのは困難なため

射精の瞬間を完全に制御し、膣外で射精を完了させることは、男性にとって非常に困難です。
性的興奮が最高潮に達すると、本人の意思とは関係なく、少量の精液が射精のクライマックスより前に漏れ出てしまうことがあります。
このわずかな精液が膣内に残ることで、妊娠の原因となります。

また、射精を我慢しようとすることで満足感が得られにくくなるという側面もあります。
行為の途中で中断する外だしに頼るのではなく、コンドームの着用や女性が主体のピルの服用など、より確実な避妊法を選択することが推奨されます。

理由3:膣の周辺に付着した精液から妊娠する可能性があるため

膣内への射精を避けたとしても、膣の入り口や外陰部周辺に精液が付着した場合でも妊娠する可能性があります。
精子は非常に活発で、液体中を自力で泳いで膣内から子宮へと到達する能力を持っています。
そのため、膣の近くに射精された精液が、後から膣内に侵入し、受精に至るケースも考えられます。

このリスクは年齢に関係なく、例えば閉経が近いとされる50代の女性であっても、排卵があれば妊娠の可能性はゼロではありません。
確実な避妊のためには、精液が膣の周辺に接触すること自体を避ける必要があります。

外だしをしてしまった後にできる唯一の対処法|緊急避妊薬(アフターピル)の服用

外だしに失敗した、あるいは避妊なしの性行為後に妊娠を望まない場合に取れる唯一の医療的対処法が、緊急避妊薬(アフターピル)の服用です。
アフターピルは、排卵を抑制または遅らせる、あるいは受精卵の子宮内膜への着床を防ぐことで、妊娠の成立を阻止します。

性行為後72時間以内に服用することが推奨されており、服用が早ければ早いほど高い避妊効果が期待できます。
これは日常的に使用する避妊法ではなく、あくまで緊急時のための選択肢です。

もう不安にならない!外だしに頼らない確実性の高い避妊方法

外だしのような不確実な方法に頼り、毎月不安な気持ちで過ごすことは精神的な負担が大きくなります。
排卵日を予測して危険日を避け、安全日に行為に及ぶという考え方も、生理周期の乱れなどから確実ではありません。

望まない妊娠を避けるためには、より確実性が高く、科学的根拠に基づいた避妊方法をパートナーと話し合い、実践することが不可欠です。
ここでは、男女それぞれが主体的に行える避妊法を紹介します。

男性が主体的にできる避妊法:コンドームの正しい装着

コンドームは、男性が主体的に取り組める避妊法の一つであり、適切に使用すれば高い避妊効果が期待できます。また、HIVやクラミジアといった性感染症の予防に有効な手段の一つです。

避妊効果を最大限に高めるためには、性行為の最初から最後まで必ず装着し、空気を抜いてから装着すること、サイズが合ったものを選ぶこと、そして使用期限を確認することが重要です。安価で入手しやすいというメリットもありますが、破れたり外れたりするリスクもあるため、装着は慎重に行う必要があります。

女性が主体的にできる避妊法:低用量ピルの服用

女性が主体的に取り組める避妊法の中で、非常に高い避妊効果を持つのが低用量ピルです。
毎日決まった時間に1錠服用することで、排卵を抑制し、子宮内膜が厚くなるのを防ぐことで妊娠を防ぎます。
正しく服用すれば、その避妊成功率は99%以上とされています。

また、避妊効果以外にも、生理痛の緩和、月経前症候群(PMS)の改善、生理周期の安定化、にきびの改善といった副効用も期待できます。
ただし、服用には医師の診察と処方が必要であり、血栓症などのリスクもわずかながら存在します。

長期間の避妊効果が期待できる方法:IUD(避妊リング)・IUS(ミレーナ)

一度装着すれば長期間にわたって高い避妊効果が持続する方法として、IUD(子宮内避妊具)とIUS(子宮内システム)があります。
これらは、産婦人科で子宮内に小さな器具を挿入するもので、3~5年間の避妊効果が期待できます。

IUDは子宮内で銅を放出し、精子の動きを妨げたり受精卵の着床を防いだりします。
一方、IUS(ミレーナ)は黄体ホルモンを放出し続け、排卵の抑制や子宮内膜を薄くする作用で妊娠を防ぎます。
日々の管理が不要なため、ピルの飲み忘れが心配な人や、長期間の避妊を希望する人に適しています。

外だしの妊娠に関するよくある質問

外だしによる避妊は多くの人が疑問や不安を抱えています。

ここでは、外だしの妊娠に関して特によく寄せられる質問をまとめ、それぞれに簡潔に回答します。

正しい知識を持つことで、誤った認識によるリスクを避け、適切な行動を選択できるようになります。

毎回外だしでも妊娠しないのは運がいいだけですか?

はい、妊娠していないのは単に運が良かっただけです。
妊娠は排卵のタイミング、精子の状態、子宮の環境など複数の条件が揃って初めて成立します。

これまで妊娠しなかったのは、これらの条件が偶然揃わなかったに過ぎません。
外だしを続ければ、いつ妊娠してもおかしくない状態であると認識することが重要です。

排卵日を避ける「安全日」なら外だしでも妊娠しませんか?

いいえ、安全日とされる日でも妊娠の可能性は十分にあります。
生理周期はストレスや体調不良で簡単に変動するため、排卵日を正確に予測することは非常に困難です。

また、精子は女性の体内で数日間生存できるため、安全日だと思った日の性行為でも、その後の排卵で妊娠に至るリスクはゼロではありません。

アフターピルはどこで処方してもらえますか?

アフターピルは、産婦人科や婦人科などの医療機関で医師の診察を受けた上で処方されます。
最近では、オンライン診療で処方箋を発行してくれるクリニックも増えています。

薬局で直接購入することはできず、必ず医師による問診が必要です。
性行為から72時間以内の服用が推奨されるため、必要になった場合は速やかに医療機関を受診してください。

まとめ

外だし(膣外射精)の妊娠率は約22%と非常に高く、避妊法としては極めて不確実です。
妊娠に至る原因には、射精前に分泌される我慢汁に精子が含まれる可能性や、射精タイミングのコントロールの困難さ、膣周辺に付着した精液からの侵入などが挙げられます。

もし外だしをしてしまい不安な場合は、緊急避妊薬(アフターピル)という選択肢がありますが、これはあくまで緊急時の対処法です。
望まない妊娠を避けるためには、日頃からコンドームや低用量ピル、IUD/IUSといった、より確実性の高い避妊方法をパートナーと相談し、実践することが求められます。

この記事の監修者

成澤佳希

成澤 佳希

錦糸町はり灸院 院長

日本健康医療専門学校卒業後、株式会社ブレイシングに入社。
系列院の本八幡鍼灸院で7年勤務した後、錦糸町はり灸院に異動。
現在は勤務10年目となり、錦糸町はり灸院の院長として従事。
不妊、男性不妊、自律神経症状などの幅広く貢献している。

《資格》

はり師、きゅう師

《経歴》

日本健康医療専門学校

錦糸町はり灸院

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