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着床時期の性行為による妊娠への影響は?いつから着床かも解説

公開日:2026.01.08 更新日:2026.01.08

着床時期の性行為による妊娠への影響は?いつから着床かも解説します。

妊娠を希望する方にとって、着床時期の過ごし方は気になる点の一つです。
特に、着床時期の性交渉が妊娠の成立に影響を与えるのではないかと、不安に感じる方も少なくありません。
着床時期の性交渉が妊娠に与える影響については様々な意見があるため、注意が必要です。

この記事では、着床がいつ起こるのかという基本的な流れから、着床時期の性行為が与える影響、妊娠の可能性を高めるための過ごし方までを詳しく解説します。

【結論】着床時期の性行為が直接妊娠の妨げになる医学的根拠はない

着床時期の性行為が、直接的に着床を妨げたり、妊娠の成立を阻害したりするという明確な医学的根拠はありません。
そのため、過度に神経質になる必要はないといえます。

実際に、着床時期に気づかずに性行為をして妊娠したというケースは数多く存在します。
ただし、性行為によって引き起こされる子宮収縮の影響や、頻度によっては精子の状態に変化が生じる可能性も指摘されているため、いくつかの点については留意しておくとよいでしょう。

性行為による子宮収縮が着床に与える影響は限定的

性行為でオーガズムを感じると、子宮が収縮することがあります。
この子宮収縮が、子宮内膜へたどり着いた受精卵の着床を妨げるのではないかと心配する声も聞かれます。

しかし、この収縮は一時的なものであり、着床そのものに重大な悪影響を与える可能性は極めて低いと考えられています。
普段の生活の中でも子宮は収縮しており、性行為による収縮だけが特別に着床を阻害するわけではありません。
もし痛みが強い場合や不安が残る場合は、パートナーと相談し、体に負担のかからないように心掛けることが推奨されます。

ただし頻繁すぎる性行為は妊娠率を下げる可能性も

着床時期の性行為自体に問題はありませんが、妊活期間中の性行為の頻度については考慮すべき点があります。
排卵期における性行為の頻度については様々な見解があり、毎日性行為を行った方が妊娠率が上がるというデータや、乏精子症の場合には毎日射精する方が精子濃度と運動率が良好であったという報告も存在します。一方で、禁欲期間が長すぎると精子の質が低下する可能性も指摘されています。

射精から新しい精子が十分に作られるまでには一定の時間が必要です。
着床時期においても、心身の負担を考慮し、過度な頻度にならないようパートナーと話し合うことが望ましいです。
大切なのは回数よりも、お互いの体調や気持ちを尊重することです。

感染症のリスクを避けるため清潔を心がけることが大切

着床時期は、妊娠に向けて子宮内膜が非常にデリケートな状態になっています。
この時期の性行為で注意したいのが、感染症のリスクです。
膣内に細菌が侵入し、子宮内や卵管に炎症が起こると、着床しにくい環境を作ってしまう可能性があります。

こうしたリスクを避けるためにも、性行為の前にはシャワーを浴びるなど、お互いに体を清潔に保つことが非常に重要です。
また、手指を清潔にすることも忘れないようにしましょう。
衛生面に配慮することは、着床環境を守り、健やかな妊娠へとつなげるための基本的な心構えです。

そもそも着床とは?性行為から妊娠成立までの流れ

妊娠の成立について正しく理解するためには、性行為から着床に至るまでの一連の流れを知ることが重要です。
このプロセスには一定の期間が必要で、排卵、受精、そして着床というステップを経て妊娠が成立します。

それぞれの段階で体がどのように変化し、受精卵がどのような旅を経て子宮にたどり着くのかを把握することで、ご自身の体の状態をより深く理解し、適切なタイミングで妊活を進める手助けとなります。

①排卵と受精:精子と卵子が出会う妊娠の第一歩

妊娠のプロセスは、まず女性の卵巣から卵子が放出される「排卵」から始まります。
排卵された卵子は卵管采に取り込まれ、卵管内で精子を待ちます。
卵子の寿命は約24時間と非常に短いです。

一方、女性の体内で射精された精子は、約2〜3日間受精能力を保ちながら卵子を目指して進みます。
そして、卵管内で一つの精子が卵子の中に進入することで「受精」が成立します。
この受精が、新たな生命の始まりであり、妊娠に向けた最初の重要なステップです。
タイミング法では、この排卵の時期に合わせて性行為のタイミングを計ります。

②受精卵の細胞分裂:子宮内膜へ移動するまでの道のり

受精に成功した卵子(受精卵)は、受精後すぐに細胞分裂を繰り返しながら成長を開始します。2分割、4分割、8分割と数を増やしながら、卵管の中を約4〜6日間かけてゆっくりと子宮へと移動します。

この期間、女性の体内では卵胞ホルモン(エストロゲン)の働きにより子宮内膜が厚くなり、その後、黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が活発になることで、子宮内膜は受精卵が着床しやすいように、さらにふかふかした状態へと変化していきます。受精卵が子宮に到着する頃には、胚盤胞と呼ばれる状態まで成長しており、着床の準備が整ったことになります。

③着床完了:性行為から約7日〜11日後が目安

子宮に到着した受精卵(胚盤胞)が、準備の整った子宮内膜にもぐり込み、接着する過程を「着床」と呼びます。
この着床が完了して、初めて妊娠が成立したことになります。
では、性行為後、何日くらいで着床が起こるのでしょうか。

一般的に、排卵日に性行為があった場合、受精から着床開始までは約6~7日、着床完了までには11~12日ほどかかります。
そのため、性行為後7日目から11日後あたりが着床の目安期間です。
この時期を過ぎると、妊娠検査薬で陽性反応が出始めるhCGホルモンの分泌が始まります。

もしかして妊娠?着床時期にみられる3つのサイン

着床が完了する頃、体にはいくつかの変化が現れることがあります。これらは「妊娠超初期症状」とも呼ばれ、妊娠の可能性を示すサインとなり得ます。ただし、これらの症状は非常に個人差が大きく、誰にでも現れるわけではありません。

また、生理前の症状とよく似ているため、見分けるのが難しい場合もあります。ここでは代表的なサインをいくつか紹介しますが、あくまでも目安の一つとして捉え、過度に一喜一憂しないことが大切です。

着床出血:生理とは違うおりものに混じる少量の出血

着床出血は、受精卵が子宮内膜にもぐり込む際に、内膜の血管をわずかに傷つけることで起こる出血です。
すべての妊婦にみられるわけではなく、経験する人は全体の約4分の1程度といわれています。

特徴としては、生理の経血と比べてごく少量で、色はピンク色や茶褐色であることが多いです。
また、出血が続く期間も1〜3日程度と短いことが一般的です。
生理予定日の少し前に起こることが多いため、不正出血や生理が早く来たと勘違いすることもありますが、量や色がいつもと違う場合は着床出血の可能性があります。

着床痛:下腹部に感じるチクチクとした痛み

着床の時期に、下腹部にチクチク、ズキズキといった痛みを感じることがあり、これを「着床痛」と呼ぶことがあります。
痛みの感じ方には個人差があり、生理痛のような重い痛みや、お腹が引っ張られるような違和感を覚える人もいます。

なぜ痛いと感じるのか、その医学的な原因ははっきりと解明されていませんが、受精卵が着床する際に子宮内膜で起こる反応や、子宮の収縮などが関係していると考えられています。
ただし、着床痛もすべての人に起こる症状ではなく、全く何も感じないまま妊娠が成立するケースのほうが多いです。

基礎体温の維持:高温期が続く場合は妊娠の可能性

基礎体温を日常的に測定している場合、体温の変化が妊娠のサインになることがあります。
女性の体温は、排卵を境に低温期と高温期に分かれます。
排卵後は黄体ホルモンの影響で体温が上昇し、高温期に入ります。
通常、この高温期は次の生理が始まるまで約14日間続きますが、妊娠が成立すると黄体ホルモンの分泌が継続されるため、高温期がそのまま維持されます。

一般的に、高温期が16日以上続いた場合は、妊娠している可能性が高いと考えられます。
基礎体温は、体の変化を知るための客観的な指標の一つです。

妊娠の可能性を高めるために着床時期に心がけたい過ごし方

着床を直接的に促す特定の方法というものは存在しませんが、母体が心身ともに健康な状態であることが、妊娠しやすい環境づくりにつながると考えられています。
特に着床時期は、受精卵が子宮内膜に根付くための大切な期間です。
この時期に体をいたわり、リラックスして過ごすことは、妊娠の成立をサポートする上で重要です。

ここでは、着床時期に意識したい生活習慣のポイントをいくつか紹介します。

ストレスを溜めずリラックスできる環境を整える

過度なストレスは、ホルモンバランスや自律神経の乱れを引き起こす原因となります。
自律神経が乱れると、血管が収縮して血行が悪化し、子宮や卵巣への血流が滞ってしまう可能性があります。

子宮内膜に十分な血液と栄養が行き渡ることは、良好な着床環境のために不可欠です。
妊活中は期待と不安でストレスを感じやすくなりますが、意識的にリラックスできる時間を作ることが大切です。
好きな音楽を聴いたり、アロマを焚いたり、ゆっくりと深呼吸をしたりするなど、自分に合った方法で心と体を休ませてあげましょう。

体を冷やさないように服装や食事を工夫する

体の冷えは、血行不良を招く大きな要因の一つです。
特に下半身が冷えると、骨盤内の血流が悪くなり、子宮や卵巣の機能が低下してしまう恐れがあります。

着床時期は、体を温めることを意識して過ごしましょう。
服装は、腹巻きやレッグウォーマー、厚手の靴下などを活用して、お腹周りや足元を冷やさないように工夫します。
食事では、ショウガや根菜類など体を温める食材を積極的に取り入れ、冷たい飲み物や食べ物は避けるように心掛けてください。
シャワーだけで済ませず、ぬるめのお湯にゆっくり浸かる入浴も血行促進に効果的です。

激しい運動は避け、ウォーキングなど軽い運動に留める

適度な運動は血行を促進し、ストレス解消にもつながるため妊活中に推奨されます。
しかし、着床時期における激しい運動は、体に負担をかける可能性があり、一般的には避けることが推奨されています。

この時期におすすめなのは、ウォーキングやストレッチ、マタニティヨガといった、体に負担の少ない有酸素運動です。
心地よいと感じる範囲で体を動かすことは、心身のリフレッシュにもつながります。
あくまで無理のない範囲で、自分の体調と相談しながら取り入れることが重要です。

着床時期の性行為に関するよくある質問

ここまで着床時期の性行為の影響や過ごし方について解説してきましたが、妊活を進める上では、さらに具体的な疑問や不安が生じることもあります。
特に不妊治療中の方や、妊娠検査薬を使うタイミングなどについては、多くの方が知りたい情報でしょう。

ここでは、着床時期の性行為に関連して、特によく寄せられる質問とその回答をまとめました。
ただし、個々の状況によって対応は異なるため、最終的には専門医への相談が基本となります。

Q1. 不妊治療(体外受精など)を受けている場合、性行為は控えるべきですか?

クリニックの方針や治療段階によるため、一概には言えません。
特に受精卵を子宮に戻す「胚移植」の後は、子宮の安静を保ち、感染症のリスクを避けるために性行為を禁止する指示が出ることが一般的です。
自己判断で行動せず、必ず担当の医師や培養士に確認し、その指示に従ってください。

Q2. 着床を助けるために積極的に摂るべき栄養素や食べ物はありますか?

特定の食品が直接着床を助けるという科学的根拠はありません。
しかし、子宮内膜を良好な状態に保つためには、栄養バランスの取れた食事が基本です。

特に、内膜の材料となるタンパク質、血行を促進するビタミンE、細胞の成長を助ける葉酸などを意識して、様々な食材からバランス良く摂取することが大切です。

Q3. 性行為の後、いつから妊娠検査薬を使えば陽性反応が出ますか?

市販の一般的な妊娠検査薬は、着床後に分泌されるhCGホルモンを検出します。
このホルモン量が十分になるのは、次の生理予定日の約1週間後です。
そのため、性行為から数えて3週間後が使用の目安となります。

性行為から2週間程度で使える早期妊娠検査薬もありますが、正しい結果を得るためには指定された時期まで待つことが推奨されます。

まとめ

着床時期の性行為が直接的に妊娠の成立を妨げるという明確な医学的根拠は確立されていません。性行為による子宮収縮の影響も限定的であり、過度に心配する必要はないとされています。

ただし、頻繁な性行為は精子の質に影響する可能性や、感染症のリスクを考慮し、体を清潔に保つことが大切です。妊娠の可能性を高めるためには、特定の行動に一喜一憂するのではなく、ストレスを溜めずにリラックスし、体を冷やさないなど、心身ともに健やかな状態を保つ生活を心がけることが重要です。正しい知識を持ち、パートナーと協力しながら穏やかな気持ちでその時期を過ごしてください。

この記事の監修者

成澤佳希

成澤 佳希

錦糸町はり灸院 院長

日本健康医療専門学校卒業後、株式会社ブレイシングに入社。
系列院の本八幡鍼灸院で7年勤務した後、錦糸町はり灸院に異動。
現在は勤務10年目となり、錦糸町はり灸院の院長として従事。
不妊、男性不妊、自律神経症状などの幅広く貢献している。

《資格》

はり師、きゅう師

《経歴》

日本健康医療専門学校

錦糸町はり灸院

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